【ニュース】 三菱地所レジデンスなど、新聞社の旧輪転機室をリノベーション、他に類を見ないオフィス空間を提供 福岡県福岡市

2019.01.31
三菱地所レジデンス株式会社(東京都千代田区、脇英美社長)は1月31日、築年数の経過した中小ビル等を再生して賃貸する「Reビル事業」で、地方では初となる「ザ・パークレックス博多」(福岡市博多区)のリノベーションを完了する。

「Reビル事業」は、建物を同社が賃借し、耐震補強工事やニーズを捉えたリノベーション工事で再生を図り、賃貸物件として供給するスキームで、2014年5月より展開しているもの。
今回の同物件は、三菱地所経由で建物所有者の日本経済新聞社より旧輪転機室(印刷工場)の活用に関する相談があり、設計にも三菱地所設計が関与、三菱地所グループ3社協業のもと、事業化した。

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物件所在地は、JR・地下鉄「博多」駅より徒歩5分の立地。
新たな有効活用方法を検討してきた新聞社の旧輪転機室をリノベーションすることで、他に類を見ないオフィス空間を提供する。
地下1階・地上1階の旧輪転機室は、地上1階部分の床を立体的に復元し、天井高12.6mを確保したダイナミックな空間をオフィスとして再生。
外構部分は、輪転機に絡み合うように配置されていたインク管をモチーフとし、新聞印刷拠点の面影を残したデザインとした。
1階には飲食店を誘致し街の賑わいを創出、建物所有者(新聞社)は同物件を継続使用するため、新たなテナントの専用エントランスを設置するなど、複数導線を確保している。

「ザ・パークレックス 博多」の所在地は福岡市博多区博多駅東
2-16-1(住居表示)、交通はJR鹿児島本線・地下鉄空港線「博多」駅より徒歩5分。
敷地面積は1,996.80㎡、延床面積は8,514.67㎡。
構造・規模はSRC造・地上7地下1階建。
築年は1985年。