【ニュース】 首里城公園、国王とその家族、そこに仕える多くの女性が暮らした男子禁制の場「御内原エリア」などを2月1日に開園 沖縄県那覇市

2019.01.25
首里城公園(沖縄県那覇市、指定管理者:一般財団法人沖縄美ら島財団)は、2月1日より新たに「御内原(おうちばら)エリア」など、首里城「奥」の区域を開園する。

首里城には、正殿・御庭などを中心とした「行政空間」、聖地として崇められた京の内を中心とした「祭祀空間」、国王とその家族、女官達が生活した「御内原」と呼ばれる「生活・儀礼空間」がある。

同公園は平成4年に復元公開された首里城正殿をはじめ、順次公開エリアを広げてきた。
今回は、「御内原」の開園により、これまで立ち入ることが出来なかった生活・儀礼空間を公開する。

01251100

正殿の東側一帯は「御内原」と呼ばれ、国王とその家族、そこに仕える多くの女性が暮らした男子禁制の場。
正殿を境に、西側が政治や外交を中心とした世界であったのに対し、ここは女性がすべて取り仕切るいわば「奥」の世界だったという。

同エリアには、城郭の東側に築かれた場内で最も高い物見台「東(あがり)のアザナ」があり、首里や那覇の街だけでなく東シナ海を望むことが可能。
天気が良い日には東は久高島、西は慶良間諸島を見渡すことができるという。

なお同公園では同エリアの開園に先駆け、1月28日~31日の4日間、新規開園エリアの有料区域を無料開放し、イベント等も開催予定としている(正殿等は通常どおり有料)。

首里城公園の所在地は沖縄県那覇市首里金城町1-2、交通はゆいレール「首里」駅より徒歩約15分。