【ニュース】 伊東市文化財史蹟保存会、「伊東祐親まつり」を5月18日に開催、世界で唯一の水上舞台で野村萬斎氏による狂言を上演 静岡県伊東市

2019.01.24
伊東市文化財史蹟保存会は、伊東市で毎年行われる「伊東祐親まつり」を5月18日に開催、世界で唯一の水上舞台で野村萬斎氏による狂言を上演する。
加藤眞悟氏・古室知也氏ほかによる能も同時に開催する。

「伊東祐親まつり」は平安時代の末期、現在の伊東市を治めていた豪族「伊東祐親」を祀る祭り。
そのメインイベントの一つとして、水上薪能が毎年行われている。

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伊東祐親の娘、八重姫は平家の身でありながら、伊豆に流されていた源氏の源頼朝と恋に落ち、子供を身ごもる。
しかしそれを知った祐親の逆鱗に触れ、生まれてきた子供は川に沈められてしまう(子供を逃したという説もあり)。

二人が逢瀬を重ねるため、日が暮れるのを待ったのが松川の両岸で、子供が沈められたのも松川。
そんな数々のドラマを生んだ松川の上に作られた世界唯一の水上舞台で、1年に1度、日本屈指の演者たちによる薪能が行われるという。

伊東祐親まつり 第21回「水上薪能」の開催日時は5月18日の18時10分~。
開催場所は静岡県伊東市松川河川上。
鑑賞券発売は3月1日よりホームページ、FAXで受付開始。