【ニュース】 米原市、「アウトドア」と「地場産業」に着目、ナンガ・フランスベッドとともにアウトドア商品「タフトン」を開発 滋賀県米原市

2018.12.12
米原市は、アウトドアメーカーの株式会社ナンガ(滋賀県米原市、横田智之社長)・寝具メーカーのフランスベッド株式会社(東京都新宿区、池田茂社長)とともに、市内の地場産品「布団」を活かしたアウトドア商品「タフトン」を開発、12月7日よりふるさと納税の返礼品として取り扱いを開始した。

「タフトン」は、アウトドアや車中泊時に活躍する羽毛布団。
軽量生地の使用や撥水加工によって室内外でも使用でき、またコンパクトな収納は災害時の利用にも適していることから、タフな布団「タフトン」と名付けた。

同市は、古くから養蚕業や布団製造が盛んで、高品質な真綿は近江真綿として全国に知られているが、近年は安価な真綿や化学製品の普及により、生産・製造量は減少の一途を辿っているという。

一方、同市は、市の6割が森林という豊かな自然に恵まれており、滋賀県唯一の新幹線駅を有し、古くから交通の要衝となっている場所。
日本百名山の伊吹山をはじめ、グランピング施設・スキー場・体験型観光農園など多数のアウトドアレジャーが集積し、琵琶湖を自転車で一周するビワイチの出発点にもなっている。

こうした中、同市では、同市の強みとなっている「アウトドア」と「地場産業」に着目。
近年、国内生産にこだわったダウンメーカーとして注目を集める地元企業などと新しいアウトドア商品を開発することで、伝統産業の近江真綿や米原市産の布団に注目が集まることを期待しているという。