【ニュース】 福山市、「第1回リノベーションスクール@福山」の提案事業がスタート、精肉店ならではの「肉バル」とゲストハウス「まちやど」がオープン 広島県福山市

2018.12.10
福山市では、今年2月に開催した「第1回リノベーションスクール@福山」の提案事業がスタートした。

「リノベーションまちづくり」とは、まちににぎわいを取り戻し、エリア全体の価値を高めたいという地権者と事業者、その両者をつなぐ人の三者が協力しながら、既存の遊休不動産をこれまでにない新しい使い方で積極的に活用し、まちの魅力やにぎわいを生み出す手法。

「リノベーションスクール@福山」とは、市内外から集まった受講生が8人程度のユニットに分かれ、まちなかに実在する遊休不動産等を題材として、エリア価値を高めるリノベーションの事業プランを練り上げる、極めて実践的なスクール。
スクール後は、それぞれの提案をもとにブラッシュアップを重ね、自らの手で事業化を目指す。

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「リノベーションスクール@福山」の実事業化案件第1号は、福山駅前・伏見町にある築50年以上の空きビルを、肉バルやゲストハウスとして再生させたもの。
同ビルの再生は、有限会社池口精肉店の池口峻平企画室長がリノベーションスクールに参加したことがきっかけとなった。

同ビルでは12月7日、1~2階部分に肉バル「IKEGUCHI MEAT
PUBLIC HOUSE」をオープン。
同店は、福山ブランド認定品「池口精肉店のミンチカツ」を提供する池口精肉店による飲食店で、精肉店直営ならではの黒毛和牛と自家製ミートデリカを楽しむ酒場としている。

3~5階では、ゲストハウス「AREA INN FUSHIMI CHO」が12月14日にオープン予定。
同施設は、まち全体を宿に見立てた「まちやど」で、伏見町内の細い路地の奥でチェックインを済ませ、まちの中に点在する客室を利用する。
食事はまちの飲食店へ誘導、まちの日常を堪能するプロジェクトだという。