【ニュース】 西鉄バス北九州と北九州市、2019年夏に幹線路線バスで連節バスを導入、連節バスの車体デザインを公募 福岡県北九州市

2018.10.05
西鉄バス北九州株式会社(北九州市小倉北区、庄山和利社長)と北九州市は、2019年夏に連節バスを導入、連節バスの車体デザインを公募する。
両者は、人口減少・超高齢化社会に対応した持続可能な公共交通ネットワークの再構築を図るため、拠点間BRT(連節バスの導入やわかりやすい停留所の整備、路線バスとの乗継強化等に加え、定時性・速達性を向上させる専用走行空間を備えたシステム)の形成等に取り組んでおり、今回の連接バス導入と車体デザインの公募もその一環。

北九州市は、1979年をピークに人口が年々減少、高齢化率も約
30%と政令指定都市の中で最も高齢化が進んでいる。
こうした状況の中、公共交通利用者の減少やバス乗務員の不足により、公共交通の維持が課題となっていた。

両者は今後、持続可能な公共交通ネットワークを再構築する施策として、バス輸送の効率化や利便性向上を図るため、連節バスの導入やバス停上屋・ベンチの整備、走行環境の改善等による拠点間BRTの形成、拠点間BRTを中心とする幹線バス路線と支線バス路線の再編、バス相互・バスと他の交通機関との乗り継ぎ拠点の整備等に取り組む。
その第一歩となる連節バスの導入に向け、今年1月に幹線バス路線の小倉~黒崎間等で試走を行い、連節バスは車体が長く、バス停付近にある既存の路上施設(横断防止柵等)を移設・撤去しなければならないといった課題の洗い出しを行った。
関係者との協議の結果、課題解決に向けた合意を図れたことから、2019年夏に北九州市内で連節バスを2台を導入する。

また、北九州市民に愛され、来街者を含む利用者にとってわかりやすいバスにするため、連節バスの車両デザインを公募する。
公募期間は10月9日正午 ~11月16日正午 。
公募によって集められたデザインは、厳正な審査の上、候補を絞った後に、北九州市民による投票で最優秀賞1点を決定する。
応募対象者は10月9日時点で18歳以上、北九州市在住の個人またはグループ、北九州市に所在地を構える企業・学校等に所属する個人またはグループ。
応募方法は応募用特設サイトより。

北九州市連節バスの導入時期は2019年夏。
導入台数は2台(「CITARO-G」メルセデス・ベンツ製)。
全長1,817cm、全幅255cm、全高310cm。
検討中のルートは小倉~黒崎間(砂津~黒崎バスセンター)、小倉~戸畑間(砂津~戸畑駅)、小倉~門司港間(青葉車庫~田野浦)。