【ニュース】 日の丸交通など、世界初、自動運転車両を使用したタクシーサービスの公道営業実証実験を8月27日より実施 東京都千代田区

2018.7.19
日の丸交通株式会社(東京都文京区、富田和孝代表)と株式会社
ZMP(東京都文京区、谷口恒社長)は、8月27日~9月8日の期間、自動運転車両を使用したタクシーサービスの公道営業実証実験を実施する。

同実証実験では、三菱地所株式会社(東京都千代田区、吉田淳一社長)と森ビル株式会社(東京都港区、辻慎吾社長)がその意義に賛同。
車両の発着地として両社が運営する施設を提供する。

なお、自動運転車両を使用したタクシーが公道で乗客を乗せ、営業走行を行うことは世界初となる。

同実証実験は、ZMPが開発した自動運転車両と予約システムを使用し、日の丸交通が公道でタクシーサービスを実施するもの。

実験区間は大手町フィナンシャルシティグランキューブ(東京都千代田区)と六本木ヒルズ(東京都港区)を結ぶ約5.3kmを予定している。
実験期間は8月27日~9月8日で、利用者(実験参加者)は広く一般から募り、7月18日より専用サイトで募集を開始した。

また同実証実験は、自動運転技術の実用化を一層加速するため、東京都が今年度より開始した支援事業「自動運転技術を活用したビジネスモデル構築に関するプロジェクト」に選定されており、国と東京都が共同で設置する「東京自動走行ワンストップセンター」の支援を受けて実施する。

日の丸交通とZMPは、自動運転タクシーサービスの商用化を実現することで、交通混雑解消や環境負荷の低減を目指すだけでなく、交通弱者のサポートや慢性的なドライバー不足の解決も狙う。

三菱地所と森ビルは、総合ディベロッパーとして、未来の都市のあり方を提案するため、最先端の研究機関や大学、企業と連携し、街を舞台に様々な共同研究や実証実験に取り組んでいる。
今回は、その一環として、新しい都市交通インフラの整備を目指す同実証実験に協力し、国際都市・東京の機能向上を目指すという。