【ニュース】 JR西日本とグローバルエージェンツ、「ソーシャルアパートメント」の展開などで業務提携、高槻市で第1号案件を2018年秋に開業予定 大阪府高槻市

2018.07.10
西日本旅客鉄道株式会社(大阪市北区、来島達夫社長)と株式会社グローバルエージェンツ(東京都渋谷区、山崎剛社長)は7月9日、新しいライフスタイルを提案する施設の開設で業務提携した。

グローバルエージェンツは、首都圏を中心に単身者向けの交流型賃貸住宅「ソーシャルアパートメント」を39棟・約2,000戸運営しているほか、ゲスト交流型ホテル、カフェやソーシャルランドリーなどのライフスタイル事業を全国各地で15施設展開している。

JR西日本グループでは、今回の提携により、JR西日本沿線を中心に、ソーシャルアパートメントなど時代の変化に合わせた新しい豊かな暮らし方を提案することで、「住みたくなる沿線づくり」を進めるとしている。

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ソーシャルアパートメントとは、賃貸マンション内にラグジュアリーなラウンジを設置することで、住人間の自発的なコミュニティ形成を促進させる仕組みを持った新しい共同住宅。
従来型のワンルームマンションとは異なり、また昨今注目を集めているシェアハウスとも異なる新しい居住スタイルで、東京都からも助成金対象事業に認定されるなど、昨今の近隣付き合いが希薄化した社会で注目を集めているという。

グローバルエージェンツが運営するソーシャルアパートメントは、物件稼働率が3年連続で90%パーセント以上で推移。
2015年10月にオープンした関西初のソーシャルアパートメント「OTOWA神戸元町」では、95%とほぼ満室に近い稼働率を維持している。
入居者の平均年齢は29.8歳、80%以上が20歳~35歳までのミレニアル世代で、合理的で多様性を重視する世代から幅広く支持を得ているという。

両社は、今回の業務提携に基づき、第1号案件となるソーシャルアパートメントを大阪府高槻市で開業する予定。
JR「高槻」駅最寄りの旧企業寮をリノベーションし、約50室の物件を2018年秋に開業するとしている。

さらに第2号案件では、大阪府茨木市のJR「茨木」駅最寄りで、商業施設と一体の新築物件を建設、約100室規模の物件を2019年春に開業予定としており、今後はJR西日本沿線を中心に積極的な開業を目指すという。