【ニュース】 JTBと北九州市立大学、北九州市の過去・現在・未来を考える教育旅行向け新プログラムを共同開発、第一弾を6月4日に初実施 福岡県北九州市

2018.05.30
株式会社JTB(東京都品川区、髙橋広行社長)と公立大学法人北九州市立大学地域創生学群(北九州市小倉南区、眞鍋和博学群長)は、北九州市の教育旅行向けプログラム「歩こう!もじこう!」を共同開発、第一弾の探究・協働型フィールドワーク&ワークショップを6月4日に初めて実施する。

2020年度より小・中・高の次期学習指導要領が順次実施され、新しい大学入試が始まり、「思考力・判断力・表現力」や「社会や仲間と関わる力・主体 性・実行力」といった資質能力を身につける必要性が今後ますます高まる中、JTBでは、旅行行事など教室外での活動をより実践的な学びの場とするため、探究・協働型プログラムの企画を進めてきた。

今回は、地域活性化のための人材育成を実践している北九州市立大学地域創生学群と共同で、「修学旅行生と地元の大学生が一緒になって」北九州の歴史を知り、創造するプログラムを開発したという。

同プログラムでは、初めて北九州を訪ねる生徒でもできるだけ関心を持ってもらえるように、現地の案内役は生徒と年齢の近い大学生が担う。
ワークショップでグループのまとめを行う際のファシリテーションも大学生が中心となって進めることで、中高生と大学生の双方にとっての学びあいの場となるばかりでなく、旅行というものが本質的に持っている「人と出会うことの醍醐味や楽しさ」を感じることができるようなプログラム構成とした。

同プログラムを初めて採用・実施するのは、神奈川県横浜市の臨海部にある私立の進学校、浅野高等学校。
北九州市とは立地的に共通点も多く、JTBのネットワークを最大限に活かすことで、「旅先での学びを自分ごとにして持ち帰る」という教育旅行の大切な価値を提供する。

今後は門司港地区に続き、小倉地区や八幡地区、戸畑・若松地区でのプログラム展開、関門海峡を挟んで下関地区も視野に入れながらプログラムを増やし、北九州地区への教育旅行誘致を目指す。