【ニュース】 Looop・エックス都市研究所・銚子市の3者、銚子新電力の共同設立で基本協定を締結、エネルギーの地産地消を目指す 千葉県銚子市

2018.05.24
株式会社Looop(東京都台東区、中村創一郎社長)・株式会社エックス都市研究所(東京都豊島区、内藤弘代表)・銚子市(越川信一市長)の3者は、エネルギーの地産地消を目指した銚子新電力株式会社の共同設立に関する基本協定を締結、5月23日に協定書への調印式を実施した。

銚子市には、日射量が多く風況がよいという地域特性から、太陽光や風力といった再生可能エネルギー発電設備が数多く設置されている。
また、日本一の水揚げ高(2017年度実績)を誇る銚子漁港を擁し、水産業が盛んな地域でもあり、市内には水産加工業関連の工場や冷凍倉庫なども数多く立地。
水産関連事業者の電力消費量が多く、同市は、エネルギーコストへの課題感を抱いていたという。

今回の銚子新電力株式会社の立ち上げは、その課題を解決し、地域活性化へとつなげていくための取り組みとなるもの。
同市の特性を活かしたエネルギーの地産地消、効率的なエネルギーマネジメントシステムの構築、同市の地場産業の活性化や地域居住者のためのサービス開発なども視野に入れた事業展開を検討していく予定としている。

Looopは、2011年3月に東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市・気仙沼市へ現代表の中村氏が赴き、複数の施設へ独立型ソーラー発電セットの無償設置を実施したことがきっかけとなり、設立した会社。
「自分でもつくれる」をコンセプトに、太陽光発電システム(MY発電所キット®)を全国で販売、2011年の販売開始以来、1,991件(2017年11月時点)の実績があるという。

エックス都市研究所は、環境・エネルギー・資源、都市空間・地域社会、途上国支援の3つの領域で実績を有するコンサルタント会社。
近年は低炭素社会からさらに一歩先を見据えた「持続可能な脱炭素社会の構築」を目標として掲げている。