【ニュース】 軍艦島デジタルミュージアム、Microsoft HoloLensを使用したMR常設展示コンテンツを新設、4月20日にリニューアルオープン 長崎県長崎市

2018.04.19
軍艦島デジタルミュージアム(長崎県長崎市、運営:株式会社ユニバーサルワーカーズ)は、4月20日のリニューアルオープンに伴い、Microsoft HoloLensを使用したMR常設展示コンテンツを新設する。
ミュージアムでHoloLensを使用したMR常設展示は国内初だという。

MR(Mixed Reality、複合現実)とは、目の前の現実世界の中に、3D仮想物体のホログラフィックを重ねて表示し、3Dの物体を実際のモノのように見たり操作したりできる技術。
Microsoft HoloLensは、PCやスマートフォンなどと接続することなく、HoloLens単体でワイヤレスMRを実現できる、世界初の自己完結型ホログラフィックコンピューターとなっている。

新設するコンテンツは、「軍艦島のガンショーくん ~かがやくブラックダイヤモンドをさがせ~」。
体験者は炭鉱員としてHoloLensをかぶり、ミュージアム館内のMR空間を探索する。
館内の気になった箇所をつるはしで採掘、既存の展示物を拡張したMR展示を鑑賞することで、MR空間で軍艦島の島民の様子を見たり、石炭採掘ゲーム体験などが可能になるという。

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同コンテンツでは、軍艦島のマスコットキャラクター「軍艦島のガンショーくん」が館内をガイド。
複数人での同時体験も可能。

体験の終了時には、体験結果に応じた「MR炭鉱員認定証」を進呈する。
近日リリース予定のAR撮影アプリ「おさんぽガンショーくん」
(iPhone専用、無料)とも連動し、「MR炭鉱員認定証」をスキャンすることで、レアな撮影アイテムを手に入れることもできるという。

同ミュージアムは、世界遺産の軍艦島(正式名:端島)の歴史を写真や映像で紹介することを目的に、2015年に開館。
軍艦島の元島民による説明、当時の写真・資料・映像・模型の展示や、VRやプロジェクションマッピングなど先端テクノロジーを中心とした展示を行っている。

「軍艦島デジタルミュージアム」の所在地は長崎県長崎市松が枝町5-6、交通は長崎電気軌道「大浦天主堂下」電停より徒歩1分。