【ニュース】 JR東日本と住友林業など、八戸バイオマス発電の営業運転を開始、地元の林地未利用材で約2万7,000世帯分を発電 青森県八戸市

2018.04.03
東日本旅客鉄道株式会社(東京都渋谷区、深澤祐二社長)・住友林業株式会社(東京都千代田区、市川晃社長)・住友大阪セメント株式会社(東京都千代田区、関根福一社長)が共同出資し設立した八戸バイオマス発電株式会社(青森県八戸市、山本稔之社長)は4月1日、営業運転を開始した。

同発電所は、八戸港付近の工業用地に建設し、再生可能エネルギー固定価格買取制度を利用した発電事業を行うもの。
約2万7,000世帯相当の年間使用電力量を見込む。

燃料の木質チップは、主に青森県三八・上北・下北地域の間伐材や周辺鉄道沿線の鉄道林などを地元関係者の協力を得ながら集荷するほか、一部パームヤシ殻も使用する予定。
みちのくバイオエナジー株式会社(住友林業100%子会社、青森県八戸市、八田堅嗣社長)から全量を調達する。

同事業では、主に地元の林地未利用材を使用することで、環境にやさしいエネルギーの創出が図られるとともに、燃料集荷地域の森林環境整備を促進するなど、林業振興にも貢献するほか、雇用の創出にも寄与するとしている。