【ニュース】 舞鶴市など、今年5月を目途に「舞鶴ミュージックコミッション」を全国で初めて設立、音楽業界と連携し「ミュージックツーリズム」の環境を整備 京都府舞鶴市

2018.03.22
舞鶴市(多々見良三市長)は、音楽業界と連携した新しい分野「ミュージックツーリズム」の環境を整え、今年5月を目途に「舞鶴ミュージックコミッション」を全国で初めて設立する。

同取り組みは、音楽・エンターテインメント業界と連携することにより、地域の観光資源や遊休資産を活用した新たな「ミュージックツーリズム」を実現するというもの。
地域での受け入れ環境を整え、都市部に集中する音楽フェスやライブ、合宿などを地方都市に誘致するとともに観光消費を増大させ、まちに新しいエンターテインメント文化の潮流を創るのが狙い。

同コミッションの設立にあたっては、観光業界からは公益社団法人日本観光振興協会(東京都港区、山口範雄会長)、音楽業界からは一般社団法人コンサートプロモーターズ協会(東京都渋谷区、中西健夫会長)と株式会社oriconMEコンフィデンス(東京都港区、椎葉克宏音楽業界誌・雑誌事業本部長兼コンフィデンス編集委員)が全面協力する。

同市では、市民活動を中心に「赤れんが」に似合うJAZZ祭やJAZZフェスが毎年開催され、深く浸透してきた。
また、同市に所在する海上自衛隊音楽隊が演奏会が開催しているほか、各種イベントにも参加している。
さらに、まちには日本遺産の構成文化財の一つ「ラッパ君が代」が自衛隊艦船から毎朝流れているという。

一方、映像の分野については、舞鶴FC(フィルムコミッション)を平成14年に設立。
映画、ドラマのロケ支援に幅広く対応しており、「明治」の趣ある町として定着し、「坂の上の雲」や「男たちの大和」、最近では「日本のいちばん長い日」「海賊とよばれた男」「祈りの幕が下りる時」などが撮影され、一昨年にはジャパンフィルムコミッションから「JFCアワード優秀賞」を受賞している。
今回の取り組みは、そのノウハウを活用するという。