【ニュース】 石垣市、「サンゴ復活応援プロジェクト・サンゴ養殖レッスン」を1月21日に開催、参加者数でギネス世界記録に挑戦 沖縄県石垣市

2018.01.17
石垣市(中山義隆市長)は、市制施行70周年の記念事業として、「サンゴ復活応援プロジェクト・サンゴ養殖レッスン」を1月21日に石垣市立八島小学校体育館で開催する。

レッスンの講師には琉球大学熱帯生物圏研究センター瀬底研究室の中野義勝氏を招き、「サンゴ礁の危機~サンゴの白化現象に向き合うには~」と題し、サンゴの生態やサンゴ礁の役割と現状、サンゴ養殖の実績や課題などのレクチャーを実施。

同レッスンは、ギネス世界記録「Largest coral aquaculture
lesson(サンゴ養殖レッスン最多参加者数)」の挑戦も兼ねており、参加者数の多さで世界一を目指す。

20180117石垣市

サンゴ礁は、観光資源や漁業資源などの核となっているだけでなく、防波堤として島を守り、海水の二酸化炭素濃度調節により生態系を維持するなど、石垣島だけでなく、地球全体にとっても重要な役割を持っている。
しかし、世界的な環境変化により、サンゴ礁は危機的な状況となっており、2016年には、石垣島でも1998年以来の大白化に見舞われた。

同市はこうした現状の中、サンゴの重要性を広く知ってもらうため、啓発活動を継続的に行っており、今回の同レッスンもその一環として実施する。

レッスン終了後にはサンゴ苗作り体験を実施。
株分けしたサンゴを1人に1つずつ配布し、実際に海に移植するためのサンゴ苗を作成する。
出来上がったサンゴ苗は、八重山漁業協同組合やダイビング協会等の協力を得て、当日午後に近海のサンゴ畑へ移植を行う予定。