【ニュース】 小田急電鉄、新型特急ロマンスカー70000形の車体を完成、愛称を「GSE」に決定し、2018年3月中旬より箱根観光列車を中心に営業開始予定 神奈川県箱根町

2017.12.06
小田急電鉄株式会社(東京都新宿区、星野晃司社長)は、新型特急ロマンスカー70000形の車体を完成、愛称を「GSE」に決定した。
今後は、各種の試験、乗務員の習熟訓練などを経て、複々線を使用した新ダイヤに合わせ、2018年3月中旬に1編成目を運行、箱根観光列車を中心に営業運転を開始する。

開発コンセプトは「箱根につづく時間(とき)を優雅
(Graceful)に走るロマンスカー」。
愛称「GSE」は、「Graceful Super Express」を略したもの。
カラーリングは、車体を「薔薇」の色を基調とした「ローズバーミリオン」、屋根部を深い赤色の「ルージュボルドー」とし、側面にはロマンスカーの伝統カラー「バーミリオンオレンジ」の帯をあしらった。
20171206小田急電鉄

展望席には大型の一枚ガラスを採用。
ガラスの取り付け角度と座席の位置、ガラスの両側にある支柱の位置と形状を工夫することで、前方の眺望を格段に向上させたという。

車両側面窓は、従来車両よりも30cm高い100cmとしたうえで、窓の繋ぎ目を極力尐なくした連続窓とすることで、流れ行く沿線の四季折々の風景を存分に楽しめるようにした。

その他、左右の振動を抑制する装置の導入によって揺れを抑制したほか、授乳時や体調不良時などに利用可能な多目的室、大型荷物が収納できるスペース、座席下部に荷物を収納できるスペースなども設置したという。

運行(予定)は、土休日が新宿~箱根湯本間で3~4往復、平日が新宿~箱根湯本間で2~3往復など。
営業運転開始は2018年3月中旬。