【ニュース】 NTTドコモなど7社、豊見城市の道の駅でIoTやAI技術を活用した最適な交通情報を提供するサービスの実証実験を共同で実施 沖縄県豊見城市

2017.11.30
株式会社NTTドコモ、モバイルクリエイト株式会社、株式会社琉球バス交通、那覇バス株式会社、NTTテクノクロス株式会社、株式会社ドコモ・バイクシェア、株式会社テムザックの7社は、内閣府沖縄総合事務局開発建設部道路管理課が公募した「平成29年度 観光客移動・防災支援情報提供サービス実験に関する取組み」に参画し、11月30日~12月10日の11日間、道の駅「豊崎」(沖縄県豊見城市)で、IoTやAI技術を活用した最適な交通情報を提供するサービスの実証実験を共同で実施する。

沖縄県では、観光事業振興の課題として、道路の交通渋滞や、公共交通機関の時刻表や運行情報など乗り継ぎ情報の分かり難さのほか、近年増加している海外からの観光客に向け、交通情報の外国語対応が十分ではないという現状があるという。

7社は、これらの課題に対し、各社が保有するデータ・技術・サービスなどを活用し、公共交通の利便性向上だけではなく、IoTを活用した二次交通サービスの導入や、人の移動を予測するAI技術を活用した最適なバスの運行スケジュール作成のほか、多言語に対応した交通情報や観光情報を、スマートフォンやデジタルサイネージを通じて観光客へ提供するなどの実証実験を実施する。
観光客はスマートフォンなどを活用し、行きたい場所の経路の把握だけでなく、最適な交通手段の情報や人気のスポットまでの最適な交通情報などを得て利用することで、同交通情報サービスが有効であるかどうかの検証を行う。

また同実証実験では、大規模災害時に観光客が安心・安全に移動できるように、スマートフォンやデジタルサイネージを通じ、多言語で公共交通の運行状況や避難情報などの情報提供を行うことの検証も行うとしている。
同実証実験を踏まえ、7社は、観光客に最適な交通情報を提供することで、沖縄県の観光振興に向け、便利で利用しやすく、安全なインフラ整備の推進に取り組むとしている。