【ニュース】 エコスタイル、小浜市の一般廃棄物最終処分場跡地で太陽光発電事業を開始、環境教育の拠点としても活用 福井県小浜市

2017.10.16
再生可能エネルギーの普及を手掛ける株式会社エコスタイル(東京都千代田区、木下公貴代表)は10月13日、小浜市一般廃棄物最終処分場跡地(福井県小浜市)で太陽光発電事業を開始した。

同事業は、同処分場跡地を賃借し、太陽光発電事業を行うとともに、管理棟に環境教育パネルを設置し、環境教育の拠点としても活用するというもの。
また、減災への取組みとして、停電時は発電所内の管理棟を給電ステーションとして活用するほか、ポータブル蓄電池を貸与し、停電時には夜間でも生活インフラ確保に最低限必要な電力を確保する。

1986年から2009年まで約23年間稼働していた同処分場の跡地は、廃棄物が埋め立てられいる特性上、活用法が限定的で、小浜市は跡地の活用法に悩まされていたという。
また、同処分場跡地のある小浜市仏谷地区は、過去の災害で道路が分断され孤立した経験があり、災害等の非常時対策も求められていた。

同社では、市有地となっている処分場跡地を賃借し、太陽光発電事業を実施すると同時に、跡地のある仏谷地区で同市と協働で発電所を活用した減災・環境教育に取り組む。
これにより、同市への固定資産税を800万円納税(20年間、見込)するほか、発電所の草刈などの維持管理業務を地元シルバー人材へ委託し、雇用も創出する予定としている。