【ニュース】 大和ハウス工業、静岡県初のマルチテナント型物流施設「DPL新富士」を竣工、富士山麓の自然素材をデザインに活用、屋根上では太陽光発電 静岡県富士市

2017.09.21
大和ハウス工業株式会社(大阪市北区、大野直竹社長)は9月20日、静岡県初のマルチテナント型物流施設「DPL新富士」(静岡県富士市)を竣工、10月1日より本格稼働する。

今回竣工した同施設は、新東名高速道路「新富士インターチェンジ」より約0.8km、国際拠点港湾「清水港」まで約36kmの立地。
海抜130m以上に位置するため、BCP(事業継続計画)に取り組む企業の拠点としても機能する。
最大5社のテナント企業が入居可能で、既に製造業や物流企業など3社のテナント企業の入居で満室稼働だという。
20170921大和ハウス工業

設計にあたっては、富士山麓特産の自然素材をデザインに活用した。
富士山の溶岩を外構の植栽に再利用するとともに、富士山麓のブランド木「富士ひのき」を物流施設内の各事務所エントランスに採用。
また、傾斜のある敷地形状を利用し、1・2階ともに直接トラックが乗り入れできる設計とした。

さらに同施設では、省エネ・低炭素社会の実現を見据え、太陽光発電システムによる再生可能エネルギーの全量買い取り制度を利用した発売電事業にも取り組む。
発電事業期間は、国による電力固定買い取り期間の10年を予定しており、屋根上(約1万4,000㎡)に総発電容量1.2MWの発電設備を敷設、発電容量270Wの太陽光発電パネルを約4,500枚設置し、日中発電した全電力を東京電力株式会社へ売電する予定。

「DPL新富士」の所在地は静岡県富士市厚原字込野1652-11他、交通は新東名高速道路「新富士」ICより約0.8km。
敷地面積は2万8,216.80㎡、延床面積は3万14.16㎡。
構造・規模は鉄骨造・地上2階建て。