【ニュース】 佐川急便と地元バス会社など、高山市~松本市間で観光客を対象とした貨客混載事業の実証実験を開始 岐阜県高山市

2017.09.08
SGホールディングスグループの佐川急便株式会社(京都市南区、荒木秀夫社長)は8月28日、国土交通省中部運輸局・濃飛乗合自動車株式会社(岐阜県高山市、齋藤尚正社長)・アルピコ交通株式会社(長野県松本市、三澤洋一社長)と共同で、手ぶら観光サービスの提供を実現するため貨客混載事業の実証実験を岐阜県高山市~長野県松本市間で開始した。

高山市と松本市の間には上高地・乗鞍・新穂高など多くの観光地が存在し、高山市は古い町並みに代表される歴史と伝統が息づく城下町、松本市は国宝松本城を擁しており、外国人を含む多くの観光客が訪れる。
両都市間の移動は高速バスの利用が主な手段となっているが、大きいサイズの手荷物を携行する傾向が高く、観光地での行動が制限される傾向にあるという。

同サービスでは、観光客がチェックアウト時に提携ホテルで預けた荷物を、佐川急便のドライバーが集荷し、発車側のバス会社の車庫に集荷した荷物を預ける。
車庫では、高山~松本間の高速バスの荷室に手荷物を積み込み、高速バスで高山~松本間を輸送。
到着側のバス会社の車庫では、送られてきた荷物を佐川急便のドライバーが預かり、市内の提携ホテルに届ける。
受付時間は集荷10時(高山市内、松本市内それぞれのホテルに19時までに配送)。
料金は飛脚ジャストタイム便の料金。
実証実験期間は8月28日~11月15日。