【ニュース】 ローランドと鼓童、国際文化交流フェスティバル「アース・セレブレーション2017」で世界初の「電子担ぎ太鼓」を使用した演奏を披露 新潟県佐渡市

2017.08.21
電子楽器製造大手のローランド株式会社(浜松市北区、三木純一社長)と、太鼓芸能集団「鼓童」(運営元:株式会社北前船、新潟県佐渡市、青木孝夫社長)は8月19日、佐渡市で開催された国際文化交流フェスティバル「アース・セレブレーション2017」の特別パフォーマンス「電子と原始」で、世界初となる「電子担ぎ太鼓」を使用した演奏を披露した。

「電子担ぎ太鼓」は、電子楽器と和太鼓の可能性を探求し、太鼓文化を発展させることを目的に、両社が試作機を共同開発したもの。
20170821ローランド

鼓童は、昨年創立35周年を迎えた世界トップレベルの太鼓芸能集団。
その活動は伝統的な和太鼓の演奏にとどまらず、世界の様々な音楽ジャンルのアーティストとの共演を行っており、2012年~2016年には歌舞伎俳優・五代目坂東玉三郎氏を芸術監督に迎えるなど、芸術文化としての舞台活動にも精力的に取り組んできた。

一方ローランドは、電子楽器ならではの先進的な機能を備え、本格的な演奏を楽しめる電子ドラム「Vドラム」や、カホンに多彩な音色表現を加える電子カホン「エルカホン」など、これまで数多くの電子ドラム・パーカッション製品を開発。
和太鼓に関しては、音色の忠実な再現や、和太鼓固有の奏法に対応する機構設計の難しさなどにより製品化に至っていなかったが、今回、和太鼓の表現力をさらに高め、芸術的発展を目指す鼓童とローランド双方の理念が合致し、これまでに類のない本格的な「電子担ぎ太鼓」の試作機を完成させたという。