【ニュース】 新日鉄興和不動産と長崎食糧倉庫、長崎県の金融バックオフィスセンター構想に基づき、オフィスビル「長崎 BizPORT」を建設、核テナントはオリックス生命保険 長崎県長崎市

2017.07.11
新日鉄興和不動産株式会社(東京都港区、永井幹人社長)と長崎食糧倉庫株式会社(長崎県長崎市、勝本真佐志社長)は、長崎市元船町9番地で、オフィスビル「長崎 BizPORT(ビズポート)」を建設、賃貸事業を推進する。
今年7月に既存建物の解体工事、10月に新築工事に着手し、竣工は2019年1月末の予定。
なお同ビルには、核テナントとしてオリックス生命保険株式会社(東京都港区、片岡一則社長)の入居が決定しているという。

同事業は、長崎県が推進する「長崎金融バックオフィスセンター構想2020」に基づき、長崎食糧倉庫が保有する土地で、主に県外からの企業誘致を想定したオフィスビルを事業化したもの。
新日鉄興和不動産にとっては同県内初のオフィスビル賃貸事業となる。
長崎食糧倉庫は、戦後から同計画地で倉庫業を営んできたが、長崎新幹線開業(2022年予定)をはじめ、長崎県庁移転(2018年予定)や駅ビル拡張など、JR長崎駅周辺で進められている再開発を見据え、オフィスビル賃貸事業を志向していた。
20170711新日鉄興和不動産

同計画地は、JR「長崎」駅より徒歩8分、2018年に移転予定の長崎県庁からも至近距離。
加えて、長崎駅と長崎港周辺を結ぶ観光ルート上に位置しており、海を目の前に臨む長崎ならではの景色が広がっているという。

同ビルでは、海に面した立地を最大限に生かし、オフィスワーカーや来訪者のためのオープンスペース(公開空地)を確保することで施設の付加価値を高める。
オフィスフロアは、県外からの企業進出に対応可能な1フロア約
300坪の専用面積を確保し、コの字形に取り囲むフロア配置と無柱空間により、効率的でフレシキブルなオフィス空間を実現した。
特に西側からは、長崎港の向こうに稲佐山を正面に臨む景観が楽しめるという。

室内は天井高2,800mmとし、窓は足元から天井までガラス面をとり、省エネルギーに配慮したLow-eペアガラスを採用することで、明るく快適なオフィス環境を確保する。
各階には防災備蓄倉庫を設置し、非常時の防災備品を常備するとともに、停電対策として共用部は72時間にわたり機能を維持することで、BCP対応に配慮するという。

オフィスビル「長崎 BizPORT(ビズポート)」の所在地は長崎県長崎市元船町9番18号、交通はJR「長崎」駅より徒歩8分。
敷地面積は2,488.11㎡、駐車場を含む延床面積は1万4,446.40㎡、賃貸面積は1万271.63㎡。
構造・規模は鉄骨造・地上11階建。
2017年7月に既存建物解体工事着手、2017年10月に新築工事着手予定、2019年1月末に竣工予定。