【ニュース】 六甲高山植物園、「古事記」にも登場する日本固有のユリ、淡いピンクの上品な花「ササユリ」が開花 兵庫県神戸市

2017.06.26
阪神電気鉄道株式会社(大阪市福島区、秦雅夫社長)のグループ会社・六甲山観光株式会社(神戸市灘区、宮西幸治社長)は6月23日、同社が運営する六甲高山植物園(神戸市灘区)で、淡いピンクの可憐な花「ササユリ」が開花したと発表した。

透き通るような淡いピンク色のササユリには、ほのかな香りがあり、葉が笹の葉に似ているため、その名がついたという。
園内には、約200株が点在しており、7月中旬頃まで楽しめる見込み。
20170626六甲高山植物園

「ササユリ」(ユリ科)は、本州の中部地方以西~九州の低山地の草原や疎林に生育する日本固有のユリ。
高さは50cm~100cm、花の大きさは10cm~15cm。
古くは「古事記」にも登場し、神武天皇が伊須気余理比売命(イスケヨリヒメノミコト)を見初めた場所に咲いていたのが、ササユリだと言われている。

園内では各所に点在し、「清浄」「上品」といったその花言葉の通り、うつむきかげんに楚々として咲く姿が印象的だという。

六甲高山植物園の所在地は神戸市灘区六甲山町北六甲
4512-150、交通は六甲ケーブル「六甲山上」駅よりバス。