【ニュース】 楽天とLIFULL、共同で新会社を設立し民泊事業に参入、宿泊仲介プラットフォームを構築し、多様な宿泊施設の選択肢を提供 東京都千代田区

2017.06.23
楽天株式会社(東京都世田谷区、三木谷浩史代表)と、株式会社
LIFULL(東京都千代田区、井上高志社長)は、両社が共同出資する「RAKUTEN LIFULL STAY PTE. LTD.」(出資比率は、楽天
51%・LIFULL49%)の完全子会社として、「楽天LIFULL STAY株式会社」(東京都千代田区、太田宗克代表)を設立した。
両社は今後、楽天LIFULL STAYを通じ、国内での民泊事業に参入する。

民泊事業を展開する楽天LIFULL STAYは、今回成立した住宅宿泊事業法(民泊新法)に基づき、住宅宿泊仲介業者として観光庁長官の登録を受けた上で、民泊施設を提供したい人と利用したい人をインターネットを通じて結び付ける、新たなプラットフォームを構築する。
提供予定の宿泊仲介サービス(仮称:Vacation Stay)では、空き家や空き部屋といった遊休資産の所有者には資産活用の新たな機会を、消費者(旅行者)には宿泊施設の幅広い選択肢をそれぞれ提供するとしている。

楽天は、70を超える様々なサービスの提供を通じ、約9,000万人にのぼる楽天会員を有するとともに、全国の地方自治体と強力なネットワークを築いている。
一方、LIFULLは、約800万件を掲載する不動産・住宅情報サイトを運営しており、2万2,000を超える不動産加盟店ネットワークを有している。
両社は、楽天が保有する顧客基盤とLIFULLの不動産領域に関する経営資源や知見を活用し、民泊市場でシェアリングエコノミー・サービスの展開を図るという。

さらに、民泊施設を提供したい個人および法人向けに、より気軽に遊休資産を活用してもらえるよう、施設の準備から運用に至るまでを包括的に支援するサービスの提供も予定。
今後、運用負担を軽減する外部パートナーとも連携した代行サービスを拡充していくことで、民泊物件の拡大を目指すとともに、利用者がより安心・安全にサービスを利用できる環境を整えていくとしている。

「楽天LIFULL STAY株式会社」の所在地は東京都千代田区大手町一丁目9番2号大手町フィナンシャルシティグランキューブ3階。
代表者は太田宗克代表取締役。
事業内容は民泊に関するプラットフォーム事業。
設立年月は2017年3月。