【ニュース】 西日本鉄道、「CROOM」ブランド第2弾となる新規ホテル「西鉄ホテルクルーム名古屋(仮称)」を出店、着工予定は平成29年8月上旬 愛知県名古屋市

2017.06.16
西日本鉄道株式会社(福岡市中央区、倉富純男代表)は、同社が名古屋市中区錦で出店準備を進めている「CROOM(クルーム)」ブランド第2弾のホテル「西鉄ホテルクルーム名古屋(仮称)」(名古屋市中区)の施設概要を決定した。
着工予定は平成29年8月上旬、開業予定時期は平成31年1月下旬。
運営会社は株式会社西鉄ホテルズ(福岡市中央区、吉村達也社長)。

名古屋市では、平成39年のリニア新幹線の開業を控える中、平成
27年度の観光客数は約4,331万人、宿泊者数は約845万人(名古屋市観光客・宿泊客動向調査より)となり、いずれも過去最高を更新した。
今後も観光客や訪日外国人旅行客の増加が見込まれるほか、ビジネス需要の伸びも大きい国内有数のホテルマーケットとなっている一方、増え続ける需要に対し、ホテル客室供給数の不足が課題となっているという。

同社では既に、ビジネスホテル「西鉄イン名古屋錦」を運営しているが、訪日外国人旅行客や宿泊ニーズの多様化に対応するため、「CROOM」ブランドで出店する。
「CROOM」は「西鉄イン」シリーズと比較し、より高質でゆとりのある客室に加え、ラウンジや大浴場等、共用部を充実させており、ビジネス層に加え、増加する訪日外国人旅行客や女性観光客の取り込みを図る。
20170616西日本鉄道

同ホテルは、オフィスや官公庁・商業施設や飲食店が集積し、ビジネスマンや観光客等で賑わう名古屋随一の繁華街「栄・錦エリア」に位置し、名古屋駅から市営地下鉄で3駅・5分の「久屋大通」駅より徒歩1分の立地。

エントランス・ロビーは吹き抜け空間で開放感を演出し、シンプルで温かみのあるデザインを採用。
まちの情報発信等を行うスペースも設け、居心地の良い空間を創出する。
また、エントランスの一角には西鉄旅行株式会社のカウンター営業所を設置、ホテル宿泊客に対する観光案内、旅行商品提供など付加価値サービスの提供を予定している。

客室は、カップルや女子旅等複数名での旅行等の需要に対応するため、全室ダブルおよびツインで構成。
トイレ、洗面台、バス(一部シャワー)を独立させるほか、ソファ・テーブルを設置し、客室内でゆったりと寛げる空間を提供する。

レストランは、朝食で和洋バイキングの提供を予定しているほか、朝食時間帯以外は、一部ラウンジとして活用可能とする予定。

その他、露天のある大浴場を最上階に設置、広々とした浴場で、旅の疲れを癒してもらうという。

開業は平成31年1月下旬を予定。
予約開始日や料金等は決まり次第発表する。

「西鉄ホテルクルーム名古屋(仮称)」の所在地は名古屋市中区錦3丁目、交通は市営地下鉄「久屋大通」駅より徒歩1分。
敷地面積は約797㎡、延床面積は約7,235㎡。
建物は鉄骨造・地上14階建て。
客室は、ダブル(15.2㎡)198室・ツイン(20.7㎡)44室(内1室はバリアフリー対応)の計242室。
施設構成は14階が大浴場、3~13階がホテル客室、2階がレストラン、1階がホテルエントランス・フロント。
着工は平成29年8月(予定)、開業時期は平成31年1月下旬(予定)。
投資額は約60億円。