【ニュース】 奥出雲町観光協会など、「第6回短歌で詠む『恋いうた』」キャンペーンを開催、WEBサイト・ハガキで『恋い』の短歌を募集 島根県奥出雲町

2017.05.11
奥出雲町観光協会(島根県出雲町)と三成本町通り商店会は、奥出雲町観光情報WEBサイト「奥出雲ごこち」で「第6回短歌で詠む『恋いうた』」キャンペーンを開催、6月10日までWEBサイト・ハガキで『恋い』の短歌を募集する。

縁結びの地「出雲」の奥に位置する奥出雲町は、スサノオノミコトが降臨したと伝えられる出雲神話発祥の地。
古事記に記された「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)神話」の舞台になったとも言われ、須佐之男(スサノオ)が櫛名田比売 (クシナダヒメ)と出会った恋のはじまりの地とも言われている。

また、明治の歌人、与謝野鉄幹・晶子夫妻は山陰吟行の際、同町内の出雲国風土記に登場する渓谷「鬼の舌震」(現・名勝天然記念物)を訪れ、短歌を詠んでいる。
「鬼の舌震」は、美しい姫を恋い慕うワニ(日本海のサメのこと)の片思いの伝説が残っている場所だという。

奥出雲三成本町通り商店会では、与謝野夫妻の山陰吟行を記念し、平成23年より、短歌を募集し優秀作品を行燈に記して飾る催しを開催してきた。
現在では、奥出雲町観光協会公式サイト「奥出雲ごこち」と三成本町商店街も参加し、全国的に募集を開始している。

今年度は、5月10日~6月10日に短歌を募集し、7月20日の「三成えびす祭」で優秀賞の表彰式を開催する予定。
優秀賞受賞者には、表彰式当日に利用できる商店街内「曽田旅館」1泊(朝食付)無料宿泊券が贈呈される。

「第6回短歌で詠む『恋いうた』」の応募締切は6月10日(当日の消印有効、WEB応募の場合は6月10日23時59分まで受付)。
形式は5・7・5・7・7の五句体(31文字)。
応募作品の版権は主催者に帰属する。
応募作品のうち入賞した作品37首は、同町内の夏祭り「三成えびす祭り」「三成愛宕祭り」「お盆」で行燈に記し街中に展示し、夏の夜を彩るほか、入賞者には同町産の特産品を贈呈する。