【ニュース】 ミサワホームなど、秋田市のCCRC拠点整備事業で4者連携協定、秋田版CCRCの実現を目指す 秋田県秋田市

2017.04.20
ミサワホーム株式会社(東京都新宿区、竹中宣雄社長)は、株式会社北都銀行(秋田県秋田市、斉藤永吉頭取)と同行グループの秋田不動産サービス株式会社(秋田県秋田市、久米田和太郎代表)、秋田信用金庫(秋田県秋田市、平野敬悦理事長)とともに、秋田市中通でのCCRC拠点整備事業に向け、4月17日に連携協定を締結した。

CCRCとは、高齢者が元気なうちに地方に移住し、必要な時に医療と介護のケアを受けて住み続けられるコミュニティ。
秋田県は人口減少への対応と地方創生を目指し、2015年に「あきた未来総合戦略」を策定し、「移住・定住対策」や「新たな地域社会の形成」などに取り組んでいる。
秋田市も、少子 高齢化の進行や若者を中心とした県外への転出などにより人口減少の局面にあるほか、高齢化率が全国平均を上回る状態で推移している現状を踏まえ、2016年に「秋田市まち・ひと・しご と創生総合戦略」を策定し、高齢者が健康でいきいきと暮らせる街づくりに取り組んでいる。
20170419ミサワホーム

同事業は、JR秋田駅近くの中心市街地という立地を活かし、駅前ランドマークにふさわしい拠点施設を建設し、住宅や金融機関、医療・保育施設など複数の機能を盛り込むほか、地域の介護施設などと連携を図ることで、スマートウェルネスや地域包括ケアの実現を目指すというもの。

さらに、秋田市の認定を受けた中心市街地共同住宅供給事業の住まいを施設内に設けることで、新しい人の流れを作り、地域で安心して健康に生活できる環境づくりを手掛けるとしている。

付加価値の高い街づくりや医療・介護・保育などの社会福祉ノウハウを活用しながら地域貢献に携わってきたミサワホームは、同事業で総合企画を担当。
今後は、県や市・商工会議所などと共に「秋田市中通地区まちづくり協議会」を設立し、秋田版CCRCの実現を目指す。

「秋田市中通CCRC拠点整備事業」の計画地は秋田県秋田市中通
2-5-1及び5。
敷地面積は1,078㎡、延床面積は約8,100㎡。
階数は地上18階、高さは約60m。
着工予定は2018年4月、完成予定は2020年秋頃。
施設概要は、分譲マンション、賃貸マンション、金融機関(北都銀行、秋田信用金庫)、クリニック(複数を予定)、薬局、保育施設、地域交流スペース、カフェなど。