2017.04.14
株式会社ヒューマンリソースコミュニケーションズ（京都市下京区、春日郁代代表、建築主）と株式会社リヴ（京都府向日市、波夛野賢社長、施工者）は、京都市内初となる木造大型商業ビル（京都市下京区）の構造体見学会を4月16日に開催する。

同ビルは、1階が鉄筋コンクリート・2階～5階が木造建築という、民間の中高層商業ビル。
規模・用途・高さ（階数）共に、国産・地域産木材を活用したものとしては、京都市内では初の試みとなる。
木造躯体は軽量で地盤への負担が少なく、文化財のある地層までの掘削が不要となることから、コスト面・文化財保護の両面で環境負荷の少ない建築物だという。

同ビルの構造には、2×4（ツーバイフォー）工法を使用、高い耐震性と耐火性を確保した。
ビル内では、水尾のゆずが配合された化粧水など、京都府の特産物を活用した製品による美容サービスを提供する。
ホール内インテリアにも京都府産木材を活用した。
サービスと建物両方で、京都の特産物の良さを体感してもらい、環境と身体に優しい地産地消の普及啓発に取り組むという。

構造見学会では、木造商業ビルの構造体（木造部分）を公開、柱・梁ではなく、壁・床の面剛性で躯体を支える様子も見学できるとしている。

物件所在地は京都市下京区仏光寺通東前町403番11。
構造見学会の開催日時は4月16日の10時～15時。