【ニュース】 叡山電鉄、八瀬・比叡山への観光用車両が平成30年春にデビュー、「楕円」を大胆に表現 京都府京都市

2017.03.31
京阪ホールディングス株式会社(大阪市中央区、加藤好文社長)傘下の叡山電鉄株式会社(京都市左京区、松下靖社長)は、八瀬・比叡山(京都市左京区)方面への観光客向けに、新たな観光用車両を平成30年春より運行する。

大正14年に比叡山延暦寺への参詣ルートとして開業した叡山本線(出町柳~八瀬比叡山口間)は、叡山ケ―ブル・ロープウェイ(ケーブル八瀬~比叡山頂間)とともに比叡山・びわ湖観光ルートの京都側の足として、多くの人々が利用してきた。
平成9年には鞍馬・貴船方面への観光客向けに展望列車「きらら」の運行を開始、大型の車窓に広がる四季折々の風景が楽しめるという。
20170331叡山電鉄

今回は、700系車両1両を大幅にリニューアルし、主に八瀬・比叡山方面への観光用車両として来春より運行を開始する。

リニューアルにあたっては、叡山電車の2つの終着点「比叡山」と「鞍馬山」の持つ荘厳で神聖な空気感や深淵な歴史、木漏れ日や静寂な空間から感じる大地の気やパワーなど、「神秘的な雰囲気」や「時空を超えたダイナミズム」といったイメージを「楕円」というモチーフで大胆に表現した。
大胆で新しいデザインの車両が、洛北の持つ、もう一つの京都の魅力を体感できる旅へと誘うとしている。