【ニュース】 弘前市とJAL、羽田空港国内線ラウンジに「弘前のさくら」を一足早く展示、「弘前さくらまつり」は今年で100周年 青森県弘前市

2017.03.21
弘前市は、日本航空株式会社とコラボレーションし、3月25日~31日の期間、「弘前のさくら」を羽田空港国内線ラウンジ(ダイヤモンド・プレミアラウンジ、サクララウンジ)にひと足早く開花させて展示する。

日本三大桜の名所に数えられる弘前公園では、4月下旬から5月初旬にかけて約50種類・2,600本もの桜が咲き誇り、毎年200万人を超える来園者が訪れる。
開花の時期に開催される「弘前さくらまつり」は、今年で100年の節目の年を迎えるという。
展示期間中、羽田空港国内線ラウンジでは、一足先に弘前の春を堪能できるとしている。
20170321弘前市

同市では、同公園内の約2,600本の桜を、日本一の生産量を誇るりんごの剪定技術を応用して管理してきた。
りんごの木は、収穫しやすく、良い実が成るように横に枝を伸ばすとしている。
この技術を桜にも応用しているため、同公園の桜は、低い位置でボリュームある花を咲かせるという。

同公園の桜は、桜の木一つひとつと向き合う「桜守」の手により、毎年美しい花を咲かせてきた。
桜守は、数年から数十年という桜の成長を見据えて剪定作業を行う。
樹齢100年を超える木も多い同公園では、寿命60年といわれるソメイヨシノも元気に花を咲かせている。

1918年(大正7年)に第1回観桜会として始まった「弘前さくらまつり」は、今年で100年目。
メモリアルイヤーとなる今年は、通常より会期を延長し、4月22日~5月7日に開催するとともに、人力車の運行や、桜を満喫できる桟敷席の設置など、様々な催しを企画したという。