【ニュース】 JR西日本など、耐震性能の不足により、「三宮ターミナルビル」を2018年3月末に閉館、新ビル計画は引き続き検討 兵庫県神戸市

2017.03.07
西日本旅客鉄道株式会社・三宮ターミナルビル株式会社・株式会社ジェイアール西日本ホテル開発の3社は、JR三宮駅併設の「三宮ターミナルビル」(神戸市中央区)を2018年3月末に閉館する。

同ビルは、阪神・淡路大震災の際に相当の被害を受けたが、復旧工事や耐震性能向上のための補強工事を行い、営業を継続してきた。
その後、耐震改修促進法の改正を受け、耐震診断を行ったところ、耐震性能が不足していることが判明。
耐震改修工事を検討したところ、補強部材による支障により営業継続が出来なくなることから、閉館を決定した。
なお、新ビル計画については、引き続き検討を進めていくとしている。

三宮ターミナルビルは、1981年3月に開業。
延床面積は約2万㎡。
営業施設・フロア構成は、ホテル施設が1階(ベーカリーカフェ)・4階(フロント、レストラン)・6階~10階(客室)、三宮OPAが地下2階~3階、三井住友銀行ATMが1階・2階、医院・調剤薬局が4階、テナントレストランが1階・11階、雑貨店が1階。
建物所有者は、西日本旅客鉄道株式会社・三宮ターミナルビル株式会社・株式会社ジェイアール西日本ホテル開発。

閉館予定日は2018年3月末で、今後、テナント・関係者などとの調整を進めていく。
なお、三宮ターミナルホテルについては、2017年12月末の営業終了を予定している。
各営業施設については、準備が出来次第、順次営業を休止するという。