【ニュース】 大井川鐵道、桜の名所「家山」へ夜桜を見に行く「夜桜SL列車」を3月31日と4月1日に運転 静岡県島田市

2017.03.06
大井川鐵道株式会社(静岡県島田市、前田忍社長)は、沿線にある桜の名所「家山」(静岡県島田市)へ夜桜を見に行く「夜桜SL列車」を3月31日と4月1日に運転する。

「夜桜列車」は昨年より運転を始めたイベント列車で、今年は内容をグレードアップ。
蒸気機関車が登板し、「夜桜SL列車」として運転する。

目的地となる「家山」は、静岡県内でも有名な桜の名所のひとつ。
3月25日~4月9日の期間は「かわね桜まつり」が開催される。
昼間の桜もあざやかだが、ライトアップされた「家山の夜桜」もあでやかで、家山川緑地公園(家山川堤防)や、桜トンネルの夜桜が楽しめるという。

桜シーズンとはいえ、夜は花冷えとなる中、列車内は蒸気機関車から供給される蒸気を使用した「蒸気暖房」でじんわりと暖まる。
普段は連結しない「お座敷車」「展望車」も連結するという。
20170306大井川鐵道

往路では、蒸気機関車が客車を牽引。
夜間に蒸気機関車が旅客列車として走るのは、写真撮影イベントツアー「ナイトトレイン」以外では珍しく、夜間、ホームにたたずむSLの凛々しさを堪能できるとしている。

復路では、1949年の大井川鐵道本線電化時から在籍するE10形電気機関車が客車を牽引。
重々しいモーター音は、昭和の鉄道サウンドを彷彿とさせるという。

客車は、団体専用として使用することが多いお座敷車と展望車で、夜桜列車のために特別連結する。
好みの客車を選択可能。

「夜桜SL列車」の運転日は3月31日・4月1日。
運転時間は、「新金谷」駅発18時・「家山」駅着18時28分、「家山」駅発20時14分・「新金谷」駅着20時44分。
旅行代金は大人1名5,500円(展望車に乗車の場合は6,000円)・小人1名3,800円。
代金に含まれるのは、金谷~家山間の往復乗車券・急行料金・おつまみ・缶ビールまたは甘酒・子どもはジュースとお菓子。
募集人員は各日150名(最少催行人員70名、定員になり次第締切)。
申込みは大鉄観光サービス本社営業所まで。