【ニュース】 奈良交通、綜合警備保障の「地域見守り体制整備・活性化支援事業」に協力、生駒市を運行する路線バスの一部にALSOKの「みまもりタグ」の感知器を設置 奈良県生駒市

2017.03.06
奈良交通株式会社(奈良県奈良市、植田良壽社長)は、綜合警備保障株式会社(ALSOK、東京都港区、青山幸恭社長)の「みまもりタグを活用した地域見守り体制整備・活性化支援事業」に協力、生駒市を運行する奈良交通の路線バスの一部で「みまもりタグ」の感知器を4月以降に設置する。

同事業は、国土交通省の「平成28年度スマートウェルネス住宅等推進モデル事業」に係る補助事業の対象に選定されたもの。
生駒市とALSOKは、地域見守り体制整備・活性化に関する包括協定を3月3日に締結した。
同事業で、バス車両への感知器設置は、奈良交通が全国初となる。

設置目的は、徘徊高齢者が社会的な問題となる中、運行中の路線バスが徘徊高齢者とすれ違う可能性や、徘徊の移動手段として奈良交通のインフラ網が利用される機会も多いと考えられるため。
奈良交通では、この特性を生かし、地域に根差した交通系インフラ企業として、地域住民への感謝の気持ちも込めて、CSR活動の一環として協力する。

協力内容は、ALSOKの「みまもりタグ」の感知器を奈良交通の路線バスに設置することで、バスが運行中に「みまもりタグ」を携帯した高齢者等とすれ違った際に、感知器の位置情報機能を利用して自動的にサーバーに高齢者等の位置情報を蓄積。
家族や保護者は「みまもりタグ」の位置情報の履歴を確認することにより、高齢者等を捜索する際の一助にしたり、対象者の近くにいる人に情報提供を呼びかけたりすることができるという。

設置予定の路線は生駒市を運行する奈良交通の路線バス(コミュニティバスを含む)の一部(設置台数や路線等については今後検討する)。