【ニュース】 ナギカラ、演劇ワークショップ「老いのリハーサル」を3月4日に開催、「アートの力」を活用した「まちづくり」の一環 岡山県奈義町

2017.3.01
一般社団法人ナギカラ(岡山県奈義町、一井暁子代表理事)は、エンディングノートを題材にした演劇ワークショップ「老いのリハーサル」を、奈義町文化センター2階集会室(岡山県奈義町)で3月4日に開催する。
奈義町(笠木義孝町長)の「アートの力」を活用した「まちづくり」の一環。
「老い」や「ボケ」といった人生の課題に対して「アートの力」で向き合っていくため、地域再生推進法人である同法人に委託し、実施する。

同町では、「6,000への挑戦」と題し、6,000人の人口を維持し、町の活力と産業の力を保つことを目標に、50年先を見据えたまちづくりに取り組んできた。
とくに同町は、現代美術館や横仙歌舞伎など上質で洗練された「アート」に恵まれていることから、「アートの力」をまちづくりの中核として据え、町民がこの「アートの力」に実際に触れ、新たな価値観と出会うためのイベントを定期的に開催している。

同ワークショップは、中学生以上の町民を対象とし、実践的な演劇スタイルで行われる。
参加者は、介護現場で実践されている演劇的手法「遊びリテーション」を体験し、認知症の人の「ボケ」を正すのではなく、「演技」で自然に受け止めるコミュニケーションの本質に迫った後、奈義町版エンディングノートである「奈義町で私らしゅう生きるノート」を一部執筆。
そのエンディングノートを台本として、認知症になった自分が登場するショートストーリーを創作することで、「老い」について理解を深めるとともに、認知症の人との関わり方を考えるという。

高齢者だけでなく、中学生など若い世代の参加者も演劇体験を通じ、自分の人生を振り返るとともに、新たな価値観と出会えるような内容だとしている。

「老いのリハーサル」の開催日時は3月4日の13時~16時30分。
会場は奈義町文化センター2階集会室(岡山県勝田郡奈義町豊沢
327-1)。
講師は菅原直樹氏(奈義町アート・デザイン・ディレクター)。
対象は中学生以上、定員は25名、参加費は無料。
主催は一般社団法人ナギカラ。