【ニュース】 高知県など、3月4日より2年にわたり「志国高知 幕末維新博」を開催、県立高知城歴史博物館がオープン、土佐の「おきゃく」も同日より開催 高知県高知市

2017.02.07
幕末から明治維新にかけて、坂本龍馬など多くの偉人を輩出した高知県は、3月4日より2年にわたり、「志国高知 幕末維新博」を開催する。

今年は江戸幕府が政権を朝廷に返上した「大政奉還」から150年、
2018年は「明治維新」から150年の節目の年。
開幕日の3月4日には、坂本龍馬の書状をはじめとする幕末・維新関連資料、土佐藩主山内家に伝えられた美術品など約6万7,000点を収蔵する「県立高知城歴史博物館」がオープンし、未公開の貴重な資料を展示するとともに、博覧会のメイン会場として企画展などを展開していく。

また、「夏のよさこい」に匹敵する「春の祭り」を目指してスタートした土佐の「おきゃく」も、同日より開催される。

同博物館では3月4日~4月17日の期間、慶応3年(1867)4月に結成された海援隊の150周年を記念し、坂本龍馬の生涯と海援隊にゆかりの資料を展示。
初公開資料を含む龍馬直筆の書状や、彼をとりまく人物・時代にまつわる資料を通じ、幕末志士たちの熱気と息づかいを堪能できるとしている。
また3月4日~13日・18日には、土佐藩主山内家伝来の美術工芸品も展示。
同博物館最上階にある高知城展望ロビーからは、目の前に美しい高知城の風景が広がるという。

合わせて、3月4日~12日の期間は、高知市中央公園、中央商店街などで、今年で12回目を迎える土佐の「おきゃく」が開催される。
土佐の「おきゃく」は2006年、「土佐の食文化、酒文化」をテーマとした
「春の祭り」として、「夏のよさこい」に匹敵する「祭り」を目指してスタートしたもの。
「おきゃく」とは、土佐弁で宴会のこと。
アーケードの下や公園など、オープンな場所で大宴会が繰り広げられる高知らしさを凝縮した祭りで、宴会にかかせない高知の酒食、歌や踊りだけでなく、アート・まんが・スポーツなど多彩なジャンルの約40ものイベントが9日間、次々と開催される。
主催は土佐の「おきゃく」2017推進会議。