2017.02.02
離島を除く市町村では日本で一番人口の少ない高知県大川村は2月1日、「村」を経営する大きな志を持ったマルチスキル人材を採用する「志採用」を、シゴト交流サイト「Wantedly」上で開始した。

同村は、かつては鉱山により繁栄し、人口が4,000人を超えた時期もあったが、鉱山の閉山やダム建設による村の中心部水没により人口が激減。
また近年は、少子高齢化の影響などもあり、集落単独での自助と共助による支え合いのみでは、これまでのような集落維持が困難になりつつあるという。

今回の「志採用」は、複数の集落間、または村全体で助け合うことのできる仕組みづくりが緊急の課題となっている中、全国の都市地域から「村を一緒に経営する人材」を積極的に誘致することで、村に新しい視点と能力を呼び込み、地域の活性化や移住定住の促進を図るというもの。


募集する職種は、「栄養士」「調理士」「事務局長」の3職種。
いずれの職種も、職務を行うだけはではなく、「村を作り、育て、広げる」といった「村を経営する視点」で、仕事を楽しめる「志」を持った人を募集する。

「栄養士」には食育と村の栄養管理を担うコミュニティマネージャーの視点、「調理士」には同村の代名詞となるメニューの開発、「事務局長」には村の新規事業開発を担うマーケティングマインドを持ったマルチな人材が求められているという。

応募はシゴト交流サイト「Wantedly」より。
3月中には、東京都内で説明会を開催する予定。