【ニュース】 柏の葉アーバンデザインセンターと三井不動産、柏の葉スマートシティで治水目的の調整池を親水空間に大規模改修 千葉県柏市

2016.11.24
柏の葉アーバンデザインセンター(任意団体、事業実行部門は一般社団法人柏の葉アーバンデザインセンター)と三井不動産株式会社(東京都中央区、菰田正信社長)は11月22日、柏の葉スマートシティ(千葉県柏市)の次期開発エリア「柏の葉イノベーションキャンパス」で中核ゾーンとなる「アクアテラス」の一般供用を開始した。

「アクアテラス」は、雨水流出抑制を目的に造られた「2号調整池」を大規模改修し、親水空間化したもの。
地域住民や就業者の「交流空間」を創出することで、街のさらなる活性化を図るとともに、水辺を活かした先駆的な環境整備で街の価値を向上させることで、国内外の企業や研究機関の誘致を加速し、国際学術研究都市・次世代環境都市の実現を目指す。

柏の葉エリアは、千葉県・柏市・千葉大学・東京大学・UR都市機構・三井不動産が共同策定した「柏の葉国際キャンパスタウン構想」に基づき、国際学術研究都市・次世代環境都市を目指す街づくりが進められているエリア。
同構想では、先行開発エリアの「駅前街区」に対し、その隣接する北側一帯を次期開発エリア「イノベーションキャンパス(複合用途型産業創出地区)」と位置づけ、公・民・学連携による開発が進行している。
「イノベーションキャンパス」では、居住機能に加え、業務・研究機能や商業機能を同エリアに集約させ、職住が近接し、街の賑わいを生む多機能コンパクトな街を目指しており、「アクアテラス」はその中で中核的な役割を果たすという。
20161124三井不動産

大規模改修前の「2号調整池」は、千葉県施行の柏北部中央地区一体型特定土地区画整理事業で、集中豪雨などに伴う急激な雨水流出の抑制を目的として整備された調整池。
人の立ち入れない空間となっていたが、地域の価値向上のため、柏の葉アーバンデザインセンターと三井不動産などが中心となり、大規模な改修を行った。

改修後のアクアテラスの管理は、周辺地権者で組織された協議会による費用負担のもと、柏の葉アーバンデザインセンターが柏市と協定を締結して行うこととなっており、公・民・学連携の大きな成果となっている。
調整池をパブリックなオープンスペースとして整備することで、周辺で働く人や住む人にとっての憩いと交流の空間が生まれ、今までにない「新しい街のライフスタイル(働き方・暮らし方)」が可能になるとしている。
また、賑わいのある街や自然豊かな街が実現することで、街の魅力が高まり、国内や海外の企業や研究機関などからの関心も高まることを期待できるという。

なお、今回の整備では、新たに6ヵ所の階段・スロープを設置、利用者は街の様々な方向から水辺近くまで降りることが可能となった。
外周部には歩行空間も整備し、見晴らしの良い各所にはベンチやデッキも設置。
あわせて「三角広場」や「親水テラス」など賑わいを創出するスペースも随所に設置し、地域住民や周辺企業が主催するイベントや各種アクティビティの開催も予定しているという。