【ニュース】 田染地区里山づくり協議会、田染荘小崎地区では初となる稲刈り後の水田を舞台にした大規模なイルミネーションイベント「千年のきらめき」を11月19日~12月3日に開催 大分県豊後高田市

2016.11.11
地元グループによる田染地区里山づくり協議会(大分県豊後高田市)は、稲刈り後の水田を舞台にした大規模なイルミネーションイベント「世界農業遺産の郷 田染荘『千年のきらめき』」を、11月19日~12月3日の期間中毎日開催する。
開催場所は、国の重要文化的景観に選定された昔ながらの美しい田園風景の広がる田染荘小崎地区。

同イベントは、地方創生交付金「田染荘誘客促進魅力創出事業」(千年の時を刻む心いやす郷づくり事業)の一環。
同地区の初企画として実施する。

後援は、豊後高田市教育委員会・豊後高田市観光協会。
地元団体、小中学校、連携企業・団体、連携大学、行政、有志ボランティアなどが協力する。
20161111豊後高田市

同イベントに使用する通称「ペットボタル」と呼ばれるLED装置は、昼間の太陽光エネルギーで充電、暗くなると自動で発光する仕組みになっているもの。
ボランティアなど150名が、あぜ道に約1万個のソーラーLEDライト「ペットボタル」を設置する。
日没後辺りが暗くなるにつれ、まるでほたるが出現するかのように、1つ1つライトが点灯していく幻想的な光景が広がるという。

開催場所となる田染荘小崎の農村景観は、中世に宇佐八幡宮の根本荘園の中でも最も重要視された荘園として栄えた頃から、集落や水田の位置がほとんど変わらずに残されている。
中世荘園村落の姿を今に残す美しい景観が高く評価され、平成22年に「田染荘小崎の農村景観」として国の重要文化的景観に選定された。
また平成25年には、豊後高田市を含む国東半島・宇佐地域が「世界農業遺産」に認定され、「世界農業遺産の郷」を象徴する場所にもなっている。

イルミネーションイベント「世界農業遺産の郷 田染荘『千年のきらめき』」の開催期間は11月19日~12月3日、点灯時間は日没から3時間程度、期間中の日没時間予想は17時20分頃~。
なおセンサー感知のため、ライトが全て点灯するまでに若干のタイムラグが生じる。
会場はほたるの館周辺(大分県豊後高田市田染小崎2596)、交通は
JR「宇佐」駅より車で約30分。
問い合わせは、豊後高田市農業ブランド推進課まで。