【ニュース】 ビズリーチ、山口県と連携し、県内求人企業情報サイトを開設、県内の全求人掲載とUJIターン促進を目指す 山口県山口市

2016.09.14
株式会社ビズリーチ(東京都渋谷区、南壮一郎社長)は9月13日、山口県と連携し、地図で仕事が探せるアプリ「スタンバイ」を活用した山口求人企業情報サイト「じょぶっち!やまぐち」を開設した。

山口県は、豊富な鉱物資源や恵まれた港湾条件により、造船・化学・機械・金属などの工場が集まる全国有数の工業県として発展してきた。
また、JAXA一部機能の県内移設が決定、今年の11月末には山口宇部空港に初の国際線定期便が就航するなど、新たな強みも生まれているという。
一方で、30年後には生産年齢層を中心に約40万人の減少が見込まれる(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25年3月推計)」)など、県内人口減少や少子高齢化といった問題に直面しており、地域経済のさらなる発展と産業を支える雇用創出が課題となっている。

同サイトでは、同県内の企業の魅力と求人情報を全国に発信することで、県内だけでなく首都圏をはじめとした県外の求職者による求人検索効率をあげ、UJIターンを含む人材確保を目指す。

「スタンバイ」では、同県での人材確保に向けて県内企業の求人情報を集約した求人ポータルサイトを制作するとともに、県内企業の採用力強化に向けた研修サポートも実施する。
同取り組みを通じて、県内企業の「採用ページ制作力」「自社の魅力を理解し、外部に発信するブランディング力」の向上等を支援。
その結果、県内求人ポータルサイトに魅力的な求人情報が集まり、県内企業が必要としている雇用ニーズと、地方での活躍を検討している求職ニーズの円滑なマッチングが図れるとしている。

なお同県は、昨年11月に地方創生の一環として、公益財団法人やまぐち産業振興財団内に「プロフェッショナル人材戦略拠点」を開設。
また、大学卒業時における若者の県外流出を食い止めるため、県内学生の県内企業への就職を促し、県内への定着・定住につなげていく「地
(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」にも、山口大学を中心に取り組んでいる。
さらに、働きながら子育てがしやすい地域づくりにも注力しており、学校と保護者・地域住民が協働して子育てや学習をサポートする「コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)」を、全国で唯一県内全ての市町立小・中学校に設置しているという。

「じょぶっち!やまぐち」・山口求人企業情報サイトのオープン時の掲載企業は30社。
今後、同県での全求人の掲載を目標に、順次掲載企業を増やす予定。