【ニュース】 「駅すぱあと」のヴァル研究所、ローカル線や路線バス沿線のO2O型ECサイト「駅すぱモール」を開設、第一弾は会津鐵道沿線 福島県会津若松市

2016.06.30
乗り換え案内サービス「駅すぱあと」を開発・運営する株式会社ヴァル研究所(東京都杉並区、太田信夫代表)は6月29日、地方のローカル線や路線バス沿線のモノやコトを紹介・販売するO2O型ECサイト「駅すぱモール」を開設した。

O2O(Online to Offline)は、ネット上(オンライン)からネット外の実地(オフライン)での行動へと促す施策や、オンラインでの情報接触行動でオフラインでの購買行動に影響を与えるような施策。
スマートフォンの普及により利用が拡大し、注目を集めているサービスだという。

今回開設した「駅すぱモール」では、地域に根ざした日々の暮らしを支えている「いいもの」を全国に届けるほか、名産品などの「モノ」だけでなく、列車運転体験や絵付け体験などの「コト」も提供。
同サイトでしか手に入らないオリジナル商品の企画・販売も行う。
20160630ヴァル研究所

同社は1988年より、公共交通機関の乗り換え案内サービス「駅すぱあと」を提供してきた。
「駅すぱあと」は、日本で最初に販売された経路検索システムとして
1988年にMS-DOS版を発売して以降、全国の公共交通機関データと高い信頼性をベースに、さまざまな利用形態に合わせた製品・サービスを展開している。

今回、「駅すぱあと」を通じ、地方のローカル線や路線バスなど、地域に根付いているモノや地域の人々と接する中で、「その活躍を応援したい、みんなに知ってもらいたい」という想いから、同サイトが誕生した。

オープン初回時には、福島県・会津鉄道や会津鉄道沿線地域を紹介する。
「漆器」や「起き上がり小法師」などの民芸品、会津鉄道の協力のもと実現した全国的にも珍しい「ラッセル車(雪かき車)の運転体験」や、「絵ろうそく絵付け体験」などの体験商品を取り扱うという。

同社は今後、「駅すぱモール」を通じて、地域の人々と一体となって地域を支える「いいもの」を全国に発信し、実際にその地域へ足を運んでもらえるようなO2O型ECサイトを目指すとしている。