【ニュース】 戸建住宅向け屋上リビングを手掛けるイノベーション、「屋上などの共用部の場づくり」で賃貸型集合住宅分野に事業を拡大 大阪府大阪市

2016.06.08
戸建住宅向け屋上リビングを手掛ける株式会社イノベーション(大阪市中央区、吉川稔社長)は、マンションの魅力を高めるシェアリング・エコノミー型サービスの新事業「プラスワンリビング シェア」を6月20日より開始する。

同サービスは、「屋上などの共用部の場づくり」と「暮らしを充実させる要素のシェア」を行うというもの。
6,000世帯以上の戸建て住宅で培った同社の屋上活用のデザイン力・技術力を生かし、賃貸型集合住宅分野に事業を拡大する。
20160608イノベーション

同サービスでは、賃貸住宅を提供する不動産会社とパートナーシップを結び、賃貸型集合住宅を対象に、入居の促進や退室の減少など、長期的な不動産価値の向上につながる共用部の空間活用と運営の提案を行う。

第1弾では、「空間・時間・道具・情報の4つの要素をシェアする暮らし」をコンセプトに、若年単身者層をターゲットとしたシェアハウスや賃貸マンションで、屋上やエントランスなど共用部の空間づくりを提案、各要素のシェアを実践するための仕組みを運用する。

特に屋上では、キャンプのようにオープンマインドで気軽に集まり心地の良い時間を楽しめる屋上グランピングテラスの空間づくりを行い、利用者同士のコミュニケーションを促進。
また運用面では、住民同士の自発的なコミュニティづくりを促すため、
「コミュニティリーダー」の仕組みを開発、共同利用に関わる運営業務を、管理会社ではなく一部の住人に委託し、生活や活動の場を支援するという。

なお、神奈川県では既にパートナーシップ契約が成立しており、年内には具体的な物件で募集を開始、各地の賃貸不動産会社とともに2年後に年間200棟(居住数5,000世帯を想定)の市場を創造するとしてい
る。