【ニュース】 UR都市機構、地域と連携し、「団地の農場日の里ファーム」のオープニングイベントを6月19日に開催、会員組織「日の里ファームクラブ」による野菜栽培を本格始動 福岡県宗像市

2016.06.07
独立行政法人都市再生機構九州支社は、宗像市や日の里地区の住民・関係者と連携し、「団地の農場日の里ファーム」(福岡県宗像市)のオープニングイベントを6月19日に開催、以後、会員組織「日の里ファームクラブ」による野菜栽培を本格始動する。

同機構は、平成27年12月から宗像市や地域関係者等と連携し、UR日の里団地(福岡県宗像市)の地域医療福祉拠点化に着手。
団地内空地等を活用した生きがい創出と、それを軸にしたミクストコミュニティ形成を目指す一環として、高齢者や若年世帯・子どもも一緒になって取り組める機会を提供するため、「食と農」をテーマに、東レ建設株式会社と連携した試行的な取組み「団地の農場日の里ファーム」を平成28年4月から開始している。

「団地の農場日の里ファーム」の取り組みでは、農業施設を整備(日の里団地内の空地約500㎡)、野菜栽培の会員組織を設立し、野菜栽培体験や朝市などの食を通じたコミュニティ活性化イベントを開催することで、高齢者の外出機会や生きがいの創出・子どもの農業体験の機会を提供するとしている。
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オープニングイベント以降は、日の里ファームクラブを本格始動する。
日の里ファームクラブの入会資格は日の里地区の住民であること。
会費は無料。会員数は23名(平成28年6月1日時点)。

当面の活動として会員は、出荷用の栽培エリアで、原則として1日1~
2時間程度、野菜の栽培に参加することを通じて、栽培のノウハウを学ぶ。
また、会員専用に設けられた栽培エリアでは、各自好きな野菜を栽培・収穫し、持ち帰れるという。
販売用の栽培エリアで収穫した野菜は、当面の間、朝市で販売する。
今後は、直売所やスーパーでの販売、更には学校給食等への提供を試み、その売上を日の里ファームの運営費等に充当するという。
なお、平成29年4月までの間は、株式会社グリーンファームによる農業指導及び日本総合住生活株式会社によるイベントの支援等により、会員組織の取組みや運営をサポートしていくとしている。

「団地の農場日の里ファーム」オープニングイベントの開催日時は6月
19日の10時30分~12時。
開催場所は日の里ファーム(日の里団地21号棟北側広場の農業用ハウス)。