【ニュース】 宮崎交通とヤマト運輸、宮崎県北部で路線バスが宅急便を輸送する「客貨混載」を拡大 宮崎県延岡市

2016.06.02
宮交ホールディングス傘下の宮崎交通株式会社(宮崎県宮崎市、菊池克賴社長)とヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社(東京都中央区、長尾裕社長)は6月1日、宮崎県・延岡市・高千穂町・日之影町・諸塚村・日向市・美郷町と連携し、延岡市~高千穂町、諸塚村~日向市を結ぶ2路線で「客貨混載」を開始した。
過疎化や高齢化が進む中山間地域におけるバス路線網の維持と、物流の効率化による地域住民の生活サービス向上が目的。

両社は、平成27年10月に、西都市~西米良村を結ぶ路線バスで宅急便を輸送する「客貨混載」を開始。
これにより、中山間地域のバス路線網が維持されると共に、ヤマト運輸のセールスドライバーが地域に滞在する時間が増え、集荷締め切り時間が延長したことで、地域の利用客からも好評を得ているという。
同県北部の延岡市・高千穂町・日之影町・諸塚村・日向市・美郷町でも過疎化や高齢化が進み、西都市・西米良村と同様にバス路線網の維持と物流の効率化による地域住民への生活サービス向上が課題となっていた。

今回の取組みでは、宅急便を積載するため、中央部に荷台スペースを確保した路線バスを計4台(2路線で2台ずつ)導入。
また、客貨混載専用のバスと分るように、「ヒト・ものハコぶエコロジーバス」と銘打ったラッピングを施した。

延岡市~高千穂町の路線では、高千穂町で9時15分までに預かった宅急便を県内全域へ当日中に配達。
また、延岡市で11時30分までに預かった宅急便は、高千穂町に当日中に配達する。

また、諸塚村~日向市を結ぶ路線バスの回送便では、ヤマト運輸のセールスドライバーが諸塚村と美郷町で集荷した宅急便を輸送することにより、両地域を担当するヤマト運輸のセールスドライバーが東郷美郷センター(日向市)に戻る必要がなくなるため、地域に滞在する時間が増え、当日発送の集荷締め切り時間を15時から17時まで延長できるようになるという。

なお、延岡市から高千穂町まで約50kmかけて輸送していたトラックの走行距離は10分の1(5km)になり、CO2排出量の削減にもつながるとしている。