【ニュース】 富士急行、「フジサン特急2000系」が2016年2月7日をもって引退、旧国鉄165系車両も長い歴史に幕 山梨県富士吉田市

2015.12.10
富士急行株式会社(山梨県富士吉田市、堀内光一郎社長)は、「フジサン特急2000系車両(2001号編成)」の運行を、2016年2月7日をもって終了する。

「フジサン特急2000系車両」は、180度の眺望を満喫できる展望室・ラウンジ席・個室などを備えたJRのジョイフルトレイン「パノラマエクスプレスアルプス」をリニューアルしたもの。
世界的な観光地である富士北麓地域を訪れる人々に「移動中の車内からも富士山の美しさ・雄大さをゆったりと堪能してもらいたい」との思いから、2002年2月に2001号編成と2002号編成の2編成(3両1編成)で運行を開始した。
20151210富士急行

同車両は、富士山をキャラクター化した「フジサン君」たちが描かれたユニークな外観で長年親しまれてきたが、車両の老朽化が進んでいることや、インバウンドを中心とした鉄道利用者の増加に伴う輸送力の強化が必要なことから、運行を終了することとなった。
また、昨年2月に引退した2002号編成に続き、今回の2001号編成の引退をもって、旧国鉄165系車両は「パノラマエクスプレスアルプス」時代も含めた長い歴史に幕を閉じる。

なお同社では、今回の運行終了に伴い、引退50日前となる2015年12月19日~2016年2月7日までの期間、「フジサン特急2000系さよならキャンペーン」を実施する。
最終日には引退イベントも開催予定だという。