【ニュース】 法政大学と海士町、「産業振興と人材育成協力に関する協定」を締結、合わせてインターンシップに関する協定も締結 島根県海士町

2015.07.30
学校法人法政大学(東京都千代田区)と島根県海士町は、「産業振興と人材育成協力に関する協定」を締結する。
合わせて、「法政大学専門職大学院イノベーション・マネジメント研究科イノベーション・マネジメント専攻学生のインターンシップに関する協定」も同時に締結。
2件の協定についての調印式を、7月30日15時より海士町役場で実施する。

「産業振興と人材育成協力に関する協定」は、同大学と同町が相互に連携・協力することで、地域産業の振興と地域社会の発展を担う人材の育成と教育研究の向上を進めるのが目的。
「イノベーション・マネジメント専攻学生のインターンシップに関する協定」は、学生(学内選考で最大4名)が実習生として同町へ派遣され、町長が作成したカリキュラムに沿って実習を行うもの。
実習期間は2016年1月12日~2月26日の予定。

両者は今後、同町の施設を利用して同大学が遠隔授業やセミナーを実施したり、同町で得られる成果(人材育成ノウハウの蓄積等)を同大学にフィードバックするなど、具体的な連携事項について協議する。

なお同町では、島の食材を活かした和食の料理人を育て、島内で開業・就業してもらい、観光振興につなげようと、来年秋を目途に和食の料理学校設立を決定している。
同事業を進める交流促進課の青山富寿生(ふじお)課長は、「離島という人を育てるのに恵まれた環境を活かし、海士町と法政大学が連携することにより、世界各国の地域で活躍する人材が島から育っていく事を期待したい。」と語った。

調印式の実施日時は7月30日15時より。
開催場所は海士町役場、出席者は山内道雄海士町長、佐藤良一法政大学常務理事ほか。
なお同日は9時より、高田朝子教授ら関係者が島根県立隠岐島前高等学校を訪問、関係者との意見交換を行う予定。