【ニュース】 東京都市大学と大和リースなど8者、土壌汚染地での植物による浄化に関する共同研究を開始 東京都世田谷区

2015.06.30
東京都市大学(東京都世田谷区、三木千壽学長)と大和リース株式会社(大阪市中央区、森田俊作社長)はこのほど、ブラウンフィールドにおけるファイトレメディエーション(植物による土壌浄化)の共同研究を開始した。

ブラウンフィールドとは、土壌汚染の存在、あるいはその懸念から、本来その土地が有する潜在的な価値よりも著しく低い用途、あるいは未利用となった土地。
ファイトレメディエーションとは、ギリシャ語で植物を意味する「Phyton」とラテン語で修復を意味する「Remediation」に由来する言葉。
有害物質の吸収・蓄積・分解など、多様な機能を持つ植物の機能を利用し、汚染された土壌・底質・水質など環境媒体を修復・浄化する技術を表す。

共同研究にあたっては、大和ハウス工業、JFEエンジニアリングなど8者で構成する研究会を6月5日に発足した。
植物による土壌浄化能力を研究し、首都圏を始めとする、埋立により開発された臨海部を中心とした地域での土壌浄化に、どの程度の有効性があるかを調査・研究し、実効性を検証する。

研究会参加企業・団体は、東京都市大学・大和リース株式会社・大和ハウス工業株式会社・株式会社フジタ・JFEエンジニアリング株式会社・JFEテクノリサーチ株式会社・環テックス株式会社・株式会社石勝エクステリア。

代表者は東京都市大学環境学部環境創生学科・涌井史郎教授。
共同研究開始日は2015年1月23日、研究期間は2ヶ年。