【ニュース】 丹後海陸交通、「海の京都」事業に合わせた丹後エリアの広域観光プロモーションを展開、「伊根航路」を31年ぶりに復活 京都府与謝野町

2014.06.26
丹後海陸交通株式会社(京都府与謝野町、小倉信彦社長)は、「海の京都」事業に合わせた丹後エリアの広域観光プロモーションを展開する。
同プロモーションでは、ラッピングバス「ぐるっと丹後周遊バス(愛称:ぐるたんバス)」を運行するほか、天橋立・宮津と伊根(舟屋群)を結ぶ「伊根航路」を31年ぶりに復活。
合わせて、ぐるたんバスと鉄道、ぐるたんバス・路線バスと伊根航路を合わせた2つの企画切符「ぐるたんパス」「ぐるたんシーパス」を発売する。
「海の京都」事業とは、京都府が主体となり、日本海に面する京都府北部地域の歴史的・地理的背景を活用し、魅力ある観光まちづくりを、総合的・計画的に実施していく事業。
高速道路整備・鉄道の再生・舞鶴港埠頭整備など、陸と海の交通基盤整備の進捗に合わせ、マーケティングや観光プロモーション、イベントなどのソフト施策と、観光地の景観整備・観光施設のリニューアルなどのハード施策への集中投資を行うという。


「ぐるたんバス」は、北近畿タンゴ鉄道「天橋立」駅を出発し、丹後半島の観光スポットのみに停車していく周遊バス。
北近畿タンゴ鉄道「網野」駅または浜詰(はまづめ)・夕日ヶ浦(ゆうひがうら)まで運行する(片道のみ)。
運行時刻は天橋立駅発8時40分~15時40分まで1時間おきに運行(1日8便)。
網野駅に到着した後は、北近畿タンゴ鉄道を利用し、天橋立駅まで戻ることのできる企画切符「ぐるたんパス」も販売する。
運行期間は2014年7月19日~11月30日の土日祝(計46日)、2015年以降は春の行楽シーズンから運行する予定。
また、天橋立・宮津と伊根(舟屋群)を結ぶ「伊根航路」には新造船「KAMOME6」が就航する。
1896年(明治29年)より生活の足として親しまれてきた伊根航路は、マイカーの普及により1983年(昭和58年)にその役目を終了。
今回は観光航路として31年ぶりに復活する。
新しい伊根航路は、天橋立と舟屋群で有名な伊根を結ぶ航路で、天橋立の美しい松並木や丹後半島、若狭湾の景色を海上から楽しめるという。
天橋立と伊根間の往復や、伊根航路利用後、ぐるたんバス・路線バスで丹後半島を周遊することができる企画切符「ぐるたんシーパス」も販売する。
運航期間は2014年8月2日~10月26日の土日祝(計29日)、2015年以降は春の行楽シーズンから運航する予定。
運航時刻は往路が天橋立11時45分~宮津11時55分~伊根12時45分(60分)、復路が伊根15時~宮津15時50分~天橋立16時(60分)。
運賃は大人片道1,500円(税込)、大人往復2,700円(税込)、小児半額。