【ニュース】 福島県、「新生!ふくしまの恵み発信事業」記者発表会を開催、新TV-CM「ふくしまの野菜」篇を東京・大阪・福島県内で6月7日からオンエア 福島県福島市

2014.06.06
福島県農林水産部農産物流通課は、今年度の「新生!ふくしまの恵み発信事業」の事業概要説明と新TV-CMをお披露目する「新生!ふくしまの恵み発信事業」記者発表会を、6月5日に東京国際フォーラムで開催した。
同事業の一環として、CMキャラクターにTOKIOを起用した新TV-CM「ふくしまの野菜」篇を、東京・大阪・福島県内で6月7日からオンエアする。
同県では、原子力災害に伴う福島県産農林水産物の風評払拭を図るため、平成24年度より「新生!ふくしまの恵み発信事業」を立ち上げ、県産農林水産物の魅力と安全に関する広報活動を開始した。
事業開始から3年目となる今年度は、産地を支える県内の農林漁業者や関係者など、人にスポットを当てたミニ番組等、「食・農・観光」一体となった「オールふくしま」の魅力を強く発信。
海産物と福島牛をテーマにしたメディアセミナー、メディアツアーなども実施するという。


発表会当日は、佐藤雄平福島県知事が登壇。
震災から3年が経ち、風評の逆風が吹き続けているものの、同県では、米の全量全袋検査や、野菜・果物・肉・魚などあらゆる農産物のきめ細やかな検査により、安全性を確認されたものだけが流通する仕組みを整備。タイ、マレーシアへの桃とりんごの輸出を再開したほか、シンガポールは福島県産農産物の輸入制限を解除したことなどを語った。
6月7日からオンエアされる新TV-CM「ふくしまの野菜」篇のお披露目放映後には、CMキャラクターのTOKIOを代表して山口達也さん、長瀬智也さんが、福島県産の新鮮な野菜をリヤカーで運びながら、元気よく登場。
山口さんは「CMキャラクターは3年目ですが、僕たちは福島の野菜と10年以上関わっているので、いつも通り自然にやらせていただきました」、長瀬さんは「(TOKIOの)メンバー5人が揃うことが年々減っていますが、福島県では、5人で野菜を作ったり、食べたりする場をいただいているので、とても楽しい時間を過ごさせていただいています。皆さんにも、そんな楽しい時間を過ごしていただきたいです」と撮影を振り返った。
さらに、ステージには、ふくしま米のPR活動をする「うつくしまライシーホワイト」の瓜生(うりう)恭子さんと、福島県のくだものの魅力を伝える「2014ミスピーチキャンペーンクルー」の鈴木亜梨沙さんが、福島県の復興シンボルキャラクターの「キビタン」とともに登場。
瓜生さんは「福島米は、豊かな自然の恵みが詰まった、香り豊かでおいしいお米です。福島県のオリジナル米『天のつぶ』は、とても食べ応えがあります」とPR。
鈴木さんは「今が旬のさくらんぼに始まり、桃、ぶどう、梨、りんご、あんぽ柿など、福島県は『くだもの王国』です」と、福島県のくだものの豊かさを伝えた。