【ニュース】 山崎旅館の山崎太一朗代表、女将の生前の書を息子が引き継ぎ、書籍「湯の道よ永久に 岩間温泉物語」を出版 石川県白山市

2014.06.05
株式会社山崎旅館・有限会社一里野高原ホテル・株式会社ホワイトリング(石川県白山市)の山崎太一朗代表はこのほど、書籍「湯の道よ永久に 岩間温泉物語」を出版した。
同書は、秘湯中の秘湯と言われる山奥深い温泉の開発を綴った、波瀾万丈の地域作りのノンフィクション。
一里野高原ホテルの女将で同代表の母・山崎久栄さんが生前に書きかけていた原稿をもとに、4年の歳月をかけ、完成したという。
岩間温泉「山崎旅館」は、秘湯中の秘湯とも呼ばれる山奥深くの一軒宿。
満天の星空も楽しめる開放的な混浴の野天風呂や、男女別の24時間掛け流しの内湯があり、周囲の山々で採れた山菜や清流に跳ねる川魚など、白山の幸をふんだんに使った郷土料理で旅人をもてなすという。
現在、岩間温泉「山崎旅館」と一里野高原ホテル「ろあん」では、同書の出版を記念し、書籍を購入・持参した宿泊客を対象に、宿泊料2,000円をキャッシュバックするキャンペーンを実施している。
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石川県の日本三名山「白山」ふもとの一里野高原ホテルの女将であり、社長であった山崎久栄さんは2008年10月、金沢大学付属病院で末期乳がんの闘病中にこの本の執筆を開始。
初稿をあげた直後の2010年5月3日に亡くなった。
その後、長男の太一朗現代表が旅館ホテルの経営と本の作成を引き継ぎ、生前に著者(母)と話し合った内容を元に作成を進め、4年の月日を費やし、同書を完成。
ストーリーは、崖を超えてやっとたどり着ける山奥の秘境に高温の温泉が豊富に湧き出したところから始まり、廃れ行く地域を観光で盛り立てるため、私費を投じ、全く道のなかった切り立った山肌に道を切り開き、その温泉を日本で最長級の10㎞もの配湯管で引き出すことを成し遂げた、破天荒な男の物語となっている。
当時の写真も含め、223枚もの写真を掲載した異色のノンフィクションストーリーに仕上がったという。
書籍「湯の道よ永久に 岩間温泉物語」の発行所は能登印刷出版部。
仕様は四六判・白黒・396頁、装丁はハードカバー。
定価は1,700円(税別)、発売日は2014年4月3日(第一刷)、販売場所は北陸地方の主要書店。
なお、2,000円のキャッシュバックの発売キャンペーンは1人1冊まで有効。
キャンペーン期間は2014年12月25日まで。