【ニュース】 キタイドム、国内外の観光客を対象に、北海道や日本の文化芸能をエンタテイメントとして構成しコンパクトに紹介する「和風芸能舞台」事業を今年9月より開始 北海道札幌市

2014.5.21
キタイドム株式会社(札幌市北区、川原武久代表)は、国内外の観光客を対象に、コンカリーニョ(JR「琴似」駅直結、札幌市西区)を会場として、北海道や日本の文化芸能をエンタテイメントとして構成しコンパクトに紹介する「和風芸能舞台」事業を今年9月より開始する。
昼間だけなく、夜間の観光向け新規コンテンツを提供するという。
札幌は観光客に人気の都市だが、年間の観光客数は2006年度の1,410万人をピークに減少傾向。
以前はほぼ5割と均衡していた宿泊客と日帰り客の比率も、2012年度は宿泊率が44%(日帰り客56%)とダウンした。
一方、海外からの来訪客全体の7割以上を占める中華文化圏のアジア各国(台湾、香港、中国、韓国とアジア諸国)では、旅先で夜8時を過ぎてから街に繰り出し地元の伝統芸能ショーを家族で観るなど、夜の時間も観光を楽しむスタイルが一般的だという。


近年、札幌へ海外から訪れる旅行者や案内ガイドの話では、北海道の自然や食事・人の優しさにはとても満足しているが、「夜の時間にも、もっと観光をしたい」「日本の芸能・文化に触れたい」という要望があることが判明。
しかし現在のところ、札幌に宿泊しても、期待に応えるような商品やサービスは、ほぼ見当たらないという。
そこで同社では、昼間だけなく、夜間の観光向け新規コンテンツの開発や、「札幌に泊まる理由」の提案が求められていると判断。
国籍や年齢を問わずに誰もが楽しめる、北海道や日本の文化芸能をコンパクトに紹介する「和風芸能舞台」プロジェクトの始動を決定した。
同プロジェクトでは、札幌市内のホールを拠点に、地元の演奏者やパフォーマーなど、同企画に協力するメンバーで「日本和風芸能団」を組織し、旅の思い出作りを演出する。
事前調査の過程では、国内だけでなく、中国や台湾、香港などの旅行業関係者、行政関係者から、同企画に対して多くの賛同が得られたという。
今後の反響によっては、札幌市中心部で専用劇場を設け、公演を行うほか、札幌に限らず道内各都市・観光地での活動も検討するという。
また今後は、訪日客だけでなく、国内旅行客、特にアクティブなシニア層や女性同士、家族連れの人々にも夜間の観光コンテンツとして提案していくとしている。
第一弾となるコンカリーニョ会場では、数種類の出し物を組み合わせ、北海道・日本の芸能や文化をエンターテイメントとして構成し紹介、国内外の観光客へ向けて「和のおもてなし」を行う。
上演時間70分程度、定期的にプログラムは変更する。
予定プログラムは、和太鼓・三味線・筝・笛・尺八・小鼓・お囃子など邦楽演奏、民謡・演歌・ポップスなど、日本舞踊・新舞踊・狂言など、アイヌ芸能・ソーラン節など北海道の文化。
出演者は、札幌市及び道内他で活躍する演奏者・パフォーマーらで組織する「日本和風芸能団」。
「和風芸能舞台」の開始時期は2014年9月から公演開始、原則毎週開催予定。会場はコンカリーニョ(札幌市西区八軒1条西1丁目 ザ・タワープレイス1階)、交通はJR「琴似」駅直結。