【ニュース】 片山工業、「歩くような」動作で走る新しい乗物「ウォーキングバイシクル」を製品化、10月より発売 岡山県井原市

2014.05.01
自動車部品メーカーの片山工業株式会社(岡山県井原市、片山昌之社長)は4月30日、自動車でもオートバイでもなく、従来型の自転車とも異なる全く新しい乗物「ウォーキングバイシクル」の製品化を発表した。
発売時期は2014年10月、販売価格は29万円の予定。
同製品は、3つの車輪を持ち、「歩くような」動作をペダルに伝えることで、電動アシストにより前進するというもの。
公道走行も可能で、若者から中高年まで幅広い世代を対象にした、誰もが簡単に運転できる快適で安全な乗物だという(道路交通法では「普通自転車」の規格に準拠)。
開発にあたっては、同社の技術開発チームと、第1級のデザイナーやブランディング専門家が「アドバイザリースタッフ」として参画。
デザイン性やファッション性をも備えた製品を目指した。
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同製品は、三輪としたことで転び難く、サドルがないため、またがらなくても乗れるのが特徴。
道路交通法では普通自転車の規格に準拠していることから、一般の自転車同様に公道を走ることも可能としている。
サイズがコンパクトであることから、マンションのエレベーターにもそのまま載せることができるという。
また、前後輪に採用したディスクブレーキが高い制動力を発揮、三輪のため、停車中も地面に足をつく必要がなく、発進時にふらつくことも無いとしている。
さらに電動アシストシステムを採用したことで「頑張らなくても」快適に走るようにした。
製造にあたっては、溶接よりも強度が高い鋳物をフレームに使用し、高品質な塗装などを採用。カラーバリエーションは4色を展開する。
随所に「日本のものづくり」が生きているという。
今後は、5月3日~31日に開催される「自転車博覧会」に出展、5月5日・18日には体験乗車会を開催するほか、5月19日~21日に開催される「ビューティーワールド ジャパン」にも出展する。
7月には東京・表参道エリアにショールームもオープンする予定だという。